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“爆音”の聖地・吉祥寺バウスシアターが閉館!! さよなら企画「ラストバウス」を5月末まで上映

The_Last_Waltz.jpg5月31日(土)の最終プログラムとなる『ラスト・ワルツ』。ロックが産業化していく直前、古きよき時代の終焉を描いたライブドキュメンタリーだ。
yurayura_teikoku.jpgファンからのリクエストに応え、『ゆらゆら帝国 2009.4.26LIVE@日比谷野外音楽堂』が爆音映画祭に再登場。ディレクターは大根仁監督。

武川 「爆音という呼び名を使う前から、バウスでは音響設備を生かしたライブドキュメンタリーの上映を『ラスト・ワルツ』や『イヤー・オブ・ザ・ホース』(97)など度々やっていたんです。それを客席で観ていたのが映画評論家の樋口泰人さん。樋口さんに『他にも大音量で上映すると面白い映画がある』と助言を頂いて、2004年からゴダールの作品なども大音量で上映するようになり、爆音上映と命名されたんです。樋口さんがディレクターを務める“爆音映画祭”は第7回となる今回でバウスでは見納めです。『ラスト・ワルツ』やゴダール作品はもちろん、爆音映画祭のスタッフがずっと待ちこがれていたフランシス・F・コッポラ監督の『ドラキュラ』(92)も、ようやく爆音上映できます。『ファイト・クラブ』(99)もそうですが、『ドラキュラ』もすでに日本での上映権が切れており、今回の爆音限定で上映許可をもらったものなんです」

 なんとも贅沢な上映プログラムではないか。他にもバウスで封切られた『アイデン&ティティ』や地元出身の松江哲明監督による音楽ドキュメンタリー『ライブテープ』(09)のアンコール上映、閉館が決まったバウスシアターでロケ撮影された『BELLRING少女ハートの6次元ギャラクシー』のプレミア上映、アレハンドロ・ホドロフスキー監督が来場してのカルト映画『エル・トポ』(70)のトーク付き上映、『ロッキー・ホラー・ショー』(75)のパフォーマンス付き上映など連日レアものプログラムが組まれている。映画の上映は5月いっぱいで終了し、6月1日~10日はライブハウスとしてバウスシアターは30年に及ぶ船旅を終えることになる。「バウスで学んだノウハウを他の職場で生かしたい」という武川さんらバウスシアタースタッフの新しい船出を祝いつつ、ラストバウスに通いたい。
(取材・構成=長野辰次)

sayonara_cake02.jpg
『さよならケーキとふしぎなランプ』
監督・脚本/金井純一 脚本/ビーグル大塚 出演/堂島孝平、平田薫、ヨネスケ、坂田雅彦、田中世津子、広澤草、福場俊策、二宮慶多、梅垣義明ほか 配給/ブラウニー 4月26日(土)より吉祥寺バウスシアターほか全国順次公開 
(C)武蔵野映画社 /2013「さよならケーキとふしぎなランプ」
<http://www.sayonara-cake.com>

最終更新:2014/04/22 18:30
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