プロ野球・阪神 ゴメスより機転利かず!? 上本の「口ベタ」ぶり
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19日、プロ野球・阪神はヤクルトと対戦し、7-5と勝利。前日の“和製ライアン”小川泰弘に続き、この日も5点差のビハインドから左腕・石川雅規を攻めて、6回までに7点を取って引きずり降ろし、本拠地7連勝を飾った。
この日、目立ったのは甲子園初アーチを飾った新外国人のマウロ・ゴメス。お立ち台での冗舌ぶりに、チーム関係者の間では「だいぶ日本になじんできた」と感心されたが、反対に選手会長・上本博紀の「口ベタ」ぶりが際立ってしまったのだから、どうしようもない。
開幕から絶好調だった5番・マートンが、石川の甘い球で大きな当たりを狙うあまり、引っかけるなどして4打数ノーヒットと振るわない中、今度は虎の“救世主”ゴメスがその実力を遺憾なく発揮した。前カード・広島戦(マツダスタジアム)では、ようやく来日1号を放ったばかり。
「ボールの見極めは思った以上にできているし、コンディションは整っていた」(関川浩一打撃コーチ)という言葉通り、この日は2回、4回に回ってきた打席でヒットを放つと、5回の第3打席には、石川の緩いボールを広い甲子園の左中間スタンドに一発を見舞ってノックアウト。試合後には「気分も体調もいい。この国、このチーム、阪神ファンが気に入っているし、甲子園でのホームランは格別だね!」と笑みを浮かべた。
お立ち台でも「オオキニ!」と、覚えたての関西弁を繰り出したゴメス。
「試合後、報道陣が取材しようとすると、そのまま素通りするフリをするなど、早速ボケをかまして笑いを誘っていた。取材が終わったら『オオキニ! オオキニ!』とナニワの商人のごとく決めゼリフを連発。手厳しいトラ番記者の間でも『好感が持てる!』と評判です」(プロ野球番記者)
だが、主砲と一緒にお立ち台に上がった上本はというと、早大野球部でキャプテンを務め、プロ入り5年目にもかかわらず、どこか浮かない表情。そこで、事件は起こった。
「ヒーローインタビューで、上本が今のチーム状況について聞かれて『良いチームです!』と話したのですが、これをある記者が『具体的にどういうことをイメージしてるのか?』と聞いたんです。チームも好調だけに、どうとでも話ができるはずなのに、当の上本は『とっさに聞かれて困ったんで言っただけです……』と苦笑い。今年、メジャー移籍した田中将大は『人と同じインタビューはイヤ!』とプロとしての自覚を持って、お立ち台や報道陣に自らの言葉を発信して、一流の選手へと成長しましたが、これでは“バカ丸出し”と揶揄されても仕方ないですよね」(同)
骨折した西岡剛の“代役”として、好成績を残している上本。だが、プレーするだけがプロと思っているうちは、いつまでたっても実力でレギュラーは奪い取れないだろう。
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