野村克也、薬物疑惑の清原和博をバッサリ!「彼はお坊ちゃん。自分から人生を壊してる」
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野球評論家の野村克也氏が、都内で行われた地下アイドル「仮面女子」のライブイベントにゲスト出演し、現在、週刊誌の薬物疑惑報道で渦中にある元プロ野球選手・清原和博氏の近況について、「彼は球界のお坊ちゃん。苦労して育ってないでしょ。自分から人生を壊してる」と、厳しい表情でコメントした。
野村氏はこの日、仮面をかぶって活動する地下アイドルグループ「仮面女子」のイベントに、元キャッチャーとして「仮面」つながりで出演。同グループの10~20代のメンバー19名を前に清原氏の話題に触れ、「本当にいい素材なのにもったいない。(薬物疑惑発覚は)野球界の大損失だよ」と発言。「彼はもう、高校・プロとずっと苦労なしにやってきてね、あれだけの選手ですから、本来なら監督とかコーチとかで声がかかってもいいんですよ。でも、誰も声をかけない。結局はね、人はちゃんと見てるということなんでしょうな」とぼやいた。
野村氏は清原氏の騒動に絡め、才能がありながらもプロに入ってダメになっていく選手たちについても「プロ野球選手になりたいとやってきて、夢がかなうとみんな達成感に浸ってしまってね。その後、何を覚えるかといえば、酒と夜遊びですよ」と続け、「自分も(下積み時代)『野村、飲みに行こう。バット振って一流になれるなら、もうなってるよ』って先輩からよく誘われましたけどね、お金がなかったというのもありますが、行かずに一人バットを振ってましたよ。結局はね、努力なんです。努力は決して裏切りません。みなさんも若いうちに苦労したほうがいい」と、会場に集まった若者たちを前に、アドバイスを交えてコメントした。
野村氏はまた、楽天監督時代の教え子でもあり、今年からMLBニューヨーク・ヤンキースに移籍した田中将大投手についても触れ、「岩隈(久志)や黒田(博樹)が先に行って通用してるけど、あいつらが通用してるんだから絶対大丈夫だよ。わかりやすいじゃない。田中は大丈夫」と太鼓判。田中の抜けた楽天の今季についても「いや~、星野(仙一)監督ってのはすごいからね」と意味深な笑みを見せ、「今の時代は、私が言うとねたみひがみになっちゃうんだけど、優勝がお金で買える時代。だから、お金をつぎ込んでいるチームが上位に来ますよ。そういう意味で、星野監督というのは、球団から金を引っぱり出す力がすごいでしょ。ほかの5球団も打倒楽天で結束するでしょうけど、今年優勝したら(その実力も)本物でしょうな」と自身の見解を述べた。
この日は、若いアイドルに囲まれて、終始ご機嫌だった野村氏。すでに78歳の高齢だが、「野村さんはあと何年、生きられると思いますか?」と問われると、「5年かな。去年までに同じ年の、一緒にやってた野球選手が何人か死んじゃってね。俺の順番がもう来てる」とぽつり。慶応病院での定期健康診断で、主治医から「ホルモンのバランスが崩れてる。できるだけ若い女の子のそばにいなさい」と助言されたことを紹介し、「考えてもみれば、若い女性と全然接してないからな。今日はいっぱいホルモンいただきましたよ」とコメント。最後はアイドルたちを前に「愛人探してるの。サッチーには内緒で愛人にならないか」と爆弾発言も。「お小遣い欲しいか? なんなら全財産あげるよ」と続けて会場を沸かせていた。
(取材・文=名鹿祥史)
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