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演劇カンパニー「かもめマシーン」新作公演『ニューオーダー』

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 演劇カンパニー「かもめマシーン」(東京都江東区白河3-8-13-405 主宰:萩原雄太)では、2014 年4 月に新作公演『ニューオーダー』を上演致します。


■コンセプト
 少なくない数の人が、東京を離れていった。けれども、僕は東京を離れるという選択をすることができなかった。なぜできないのかと問われれば、さまざまな理由がある。僕も、僕の妻も東京で仕事をしているし、多くの友達や知り合いが東京に暮らしている。決して住みやすいとは言えないが、便利だし気楽だ。「安全」と言われる場所には、頼れる親戚も友達もいなかった。

 けれども、それらは、本当の理由なのだろうか?

 「なぜ、ここに住んでいるのか」を、3 年前からずっと考えているような気がする。そして、考えれば考えるほど、その理由のなさにイライラしながら、それでも僕はこの街に住んでいる。それは、住んで「しまって」いると言い換えてもいい。いったい、どれくらい危険だったら、僕はこの街を捨てるのだろうか?

■あらすじ
夜行バスのターミナルは、かつて浄水場を埋め立てられてつくられた。
そこに、アヤメという女性がいる。
彼女はその国の最も大きな都市で育った。
彼女は今もその都市で暮らし、そして、バスターミナルにいる人々を眺めている。
アヤメにはカホという幼なじみがいる。
妊娠して、彼女はこの街を「安全ではないかもしれない」と考えるようになった。
彼女は、西にある街へと引っ越していった。
ある夜のこと。アヤメの目の前で、1匹の猫がバスに轢かれて、死んだ。
誰も、それに目を向けようとはしなかった。
アヤメはその猫を埋めてあげようと思った。
けれども、この都市には、猫を埋められるような土地は見つからない。
アヤメの脳裏にはカホの「安全じゃない」という言葉が引っかかっている。
アヤメは、猫を埋めるために歩き出した。

■Cast
イグロヒデアキ 清水穂奈美 林弥生(海ガメのゴサン) 横手慎太郎(シンクロ少女)

■Staff
作・演出 萩原雄太 
照明 千田実(CHIDA OFFICE)
宣伝美術 藤井隆史
製作 かもめマシーン

■公演日程
【北九州公演】
4 月12 日(土) 19:00
4 月13 日(日) 15:00
【東京公演】
4 月25 日(金) 19:30
4 月26 日(土) 14:30/19:30
4 月27 日(日) 18:30
4 月28 日(月) 19:30
4 月29 日(火・祝) 15:00
※受付・開場は開演の30 分前
※全席自由席

■劇場住所
【北九州公演】
枝光本町商店街アイアンシアター
〒805-0008 福岡県北九州市八幡東区枝光本町8-26
Mail :<irotheater@otegarugekijou.org>
Tel : 093-616-9890
【東京公演】
北品川・フリースペース楽間
〒140-0001 東京都品川区北品川1-28-11

■チケット料金
北九州公演 前売1500 円/当日1800 円
東京公演  前売1800 円/当日2000 円

■チケット予約
メール:<kamomemachine@gmail.com>
    お名前/人数/ご来場日時を明記の上、上記アドレスまでご連絡ください。
    3 日以内に折り返し予約確認のメールを差し上げます。
予約フォーム:
北九州公演 <https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=53247&sdn=1>
東京公演  <https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=53248&sdn=1>

●かもめマシーン プロフィール
 2007 年より東京都を中心に活動。カンパニー名はチェーホフの「かもめ」とハイナー・ミュラーの「ハムレットマシーン」に由来する。2011 年に福島県双葉郡広野町で行った路上劇『ゴドーを待ちながら』は、The Wall Street Journal やイタリア・ローマ演劇博物館の展覧会『Waiting for Godot today?』でも取り上げられ注目を集める。近作にAAF 戯曲賞を受賞した『パブリックイメージリミテッド』(2012 年・下北沢・小劇場楽園)、『雲。家。』(エルフリーデ・イェリネク作、2011 年・銀座・若山美術館)、『スタイルカウンシル』(2013 年・ST スポット横浜)など。

●作・演出 萩原雄太 コメント
 今回の作品は、とても個人的な理由からつくられています。僕は、東京という街に暮らしていますが、震災後、どうしてここに住んでいるのかわかりません。ここに住んでいることに対して、なんとなく不安になりながらではなく、確信のようなものを持って住みたい思い、この作品を創作しました。

 けれども、はたして、どれだけの人がその土地を選び、その土地に暮らしているのでしょうか? 住むとは、いったいどういうことでしょうか? それは、東京の人々だけでなく、震災後の日本人に否応なくつきつけられた大きなテーマのように感じます。

最終更新:2014/04/03 17:45
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