プロレスラーで俳優でヘヴィメタ歌手!? “謎の女装外国人”Ladybeardちゃんの正体を探る
#インタビュー #女装 #北村ヂン
「ほかのプロレスラーに言ったら微妙な反応でしタガ……(笑)。女の子の服を着て、汚い言葉遣いでしゃべるキャラクターなんで、初めての試合の時、みんなに嫌われるだろうと思ってたんデスケド、みんな喜んでくれましたネ。『カワイイ~』って! それから、香港で1番人気のプロレスラーになりマシタ」
――えーっ、人気ナンバー1・レスラー!? スゴイじゃないですか。
「イヤ、そうでもナイネ。日本にはたくさんのプロレスの会社(団体)があってとても人気ですケド、香港はひとつの会社しかなくて、プロレス自体の人気があまりありマセン」
――ああ、香港プロレス界で人気でも、あまり一般には知られてないという……。
「そうなんデスネ(笑)」
――プロレスとともに、音楽もやっていたんですよね。
「もともとはヘヴィーメタルの歌手になりたかったんデス。でも、スクリームの仕方(デスボイスの出し方)が分からなかったんで、ヘヴィーメタルシンガーはダメね。それから香港で声優の仕事をやるようにナッテ、スクリームを習いました。それでバンドをやるようになったンデス」
――だったら普通にヘヴィーメタルをやればいいと思うんですが、どうして女装でポップソングのカバーを?
「1番好きのミュージックは、ポップソングのヘヴィーメタルカバーなんデス。アメリカのバンドは大抵、1曲くらいはポップソングのカバーをしてマスネ。だから、香港にいた時から広東語のポップソングを聴いて『この曲はすごくキャッチーでいいメロディ、誰かメタルカバーしないかな?』と思ってたんデス。でも、誰もやらないから自分でやりマシタネ」
――あ、最初は香港の曲をカバーしてたんですね。日本の曲をカバーしだしたきっかけは?
「2011年に日本で『カワイイ・コア・ツアー』をしましたネ。その時に日本の曲をカバーしまシタ。宇多田ヒカルの『First Love』、AKB48の『ヘビーローテーション』、浜崎あゆみ『evolution』、嵐の『Love so sweet』、それと『おどるポンポコリン』」
――すごいラインナップですねぇ~。日本のツアーではウケたでしょう。
「すっごく喜んでくれマシタ! 日本人、私のミュージックのスタイル大好きだったネ。だからココに住みたいって考えマシタネ。それで2年間、日本語の勉強をシテ、去年の10月に日本に来まシタ」
――去年の10月に来たばっかりなのに、いきなりいろんな仕事をしていますよね。
「すごくたくさんですネ。忙しいけど、すごくラッキーです」
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事