トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 政治家スキャンダル2連発
週刊誌スクープ大賞

あっぱれ新潮! みんなの党・渡辺喜美代、共産党・吉良佳子……政治家スキャンダル2連発

 お次は、同じ文春の特別読み物。裁判を傍聴していて見つけたのであろうか、少し古いが興味深い事件である。

 昨年5月17日、大阪市内のマンションで妻が夫に絞殺された。その動機は、夜、淫猥な夢を見て起きた夫が、妻を抱こうとしたら、妻から「手も洗ってないし、AVも観てへんやんか!」と邪険にされたためだというのである。

 その事件の公判で、トラック運転手・池澤四朗(当時50・仮名)が驚くべき夫婦関係を明かしたという。

 2人はともにバツイチで2000年に知り合い、03年に結婚した。だが妻・裕子(当時49・仮名)からセックスの際は「射精禁止」を申し渡されたというのである。

 妻は「子宮筋腫の治療」と称して、夫に射精せずに長時間のセックスを強要したのだ。

 一度離婚経験があるため、池澤はこの結婚生活を失敗できんと我慢したという。その上、妻は給料全部を握り、夫には一銭も渡さなかった。なのに高額なマンションを購入し、車も続けて2台買ったという。

 妻がアダルト系のチャンネルに回すとセックスの合図。ローンなどで家計が苦しくなると「休みの日はバイトをしろ」といわれ、清掃のアルバイトをしたそうだ。

 いったんは別居したが、再び同居するようになる。だが妻は、あれほど求めていたセックスを時々拒否するようになったという。

 そして事件当日になる。読む限りはわがまま勝手な妻にいいようにされてきた夫の怒りが爆発したように思えるが、裁判長の判決は、

「殺害に及ぶほどの事情とは到底いえず、身勝手だ」

として懲役15年を宣告し、池澤は上告せず刑が確定した。「死ぬまでセックス」など週刊誌が煽っている中で起きた、なんとも身につまされるやりきれない事件ではある。

 今週は新潮が断然面白い。少し低迷していたが、今週は面目躍如である。

 ブラック企業を許さないという公約を掲げて初当選した共産党の星・吉良佳子参院議員(31)が、人前をはばからず男とキスをしまくっていると、新潮が嫌味たっぷりに報じている。これが第2位。

 まずは3月21日、春分の日。午後10時30分、東京池袋駅の地下鉄ホームでのこと。

「電車がホームへと滑り込んでくる。別れの時が近付いていた。2人の距離は、電車が速度を落とすのと反比例して急速に縮まっていく。70センチ、30センチ、10センチ。あたかも強力な磁石のように引き寄せられる2人。(中略)先ほどまで吉良議員が着けていたマスクは外されていた。そして次の瞬間、2人の距離は0センチとなり、公衆の面前で唇が重なり合ったのである(グラビアページにこのときのシーンがばっちり“特写”されている=筆者注)。清廉潔白を旨とする共産党の吉良議員が繰り広げた、めくるめく官能の世界。同党のジャンヌ・ダルクとして『ブラック企業』を舌鋒鋭く追及してきた彼女が、あろうことか妖しく『ピンク』に染まっていた。男性が電車に乗り込もうとしても、吉良議員は左手を最後まで彼の右手から離そうとしない。片時たりとも離れ難く、『永遠の0センチ』を求めているといった様子で……」

 吉良議員は東京選挙区で当選を果たしたが、同区で共産党が議席を獲得したのは実に12年ぶりである。

 選挙戦では彼女の写真集が発売され、当選後も東京杉並区のイベントスペースで彼女のファン感謝祭が開催されたほどの人気者である。

 党のマスコットガールとして珍重され、彼女に対する期待の表れからか、当選から8カ月の間に、吉良議員は10回超も国会質問の場に立っている。

 先の駅中キスから2週間前の3月7日には、新宿の天ぷら屋で夕食を済ませた吉良議員とくだんの男性は、一緒に彼女の自宅マンションへ消えて行き、2人がマンションから出てきたのは翌8日の昼だったという。男性はいわゆる「お泊まり」したのだ。

 ほかの日にも2人のキスシーンを目撃しているから、新潮側の執念は生半可なものではない。新潮いわく「共産党議員ならではの革命的接吻と呼ぶべきなのか!!」

 この男性はどういう人物なのか? 共産党の事情通がこう話す。

「吉良さんのお相手は、彼女と同じ年生まれの共産党員で、眼鏡をかけた姿はお笑いコンビ、オリエンタルラジオの藤森慎吾をまじめにした感じです。2011年に目黒区区議選、昨年は都議選に出馬し、いずれも落選していますが、今も共産党の目黒地区委員会の青年学生部長を務めている熱心な活動家」

 ご丁寧に、元共産党国会議員秘書で、同党研究家の兵本達吉氏にこう語らせている。

「共産党において、男女関係の乱れは資本主義的な頽廃と見みなされます。しかも、国会議員は党員の模範となるべき立場にあり、人目も憚らずキスするなど言語道断です。(中略)党の名誉、信用を傷つける行為に、共産党はとにかく厳しいですからね」

 新潮は共産党や創価学会になると、追及の手を緩めない。

 さらに、この男性にインタビューしてこう言わせている。

「プラトニックな関係なんです。お泊まりしたことはありません。3月7日ですか? えー……はい、泊まりました」

 吉良議員には彼と駅付近で「キスの乱れ打ち」をした直後に声をかけているが、電車に飛び乗って「逃走」したそうである。

 さすが、「フォーカス」直伝のいいキスシーンである。両方とも独身なんだからビクビクすることはない。そう吉良議員に声をかけてあげたくなる。それにしても、最近のフライデーはどうしてこういう写真が撮れないのか? 言っても詮無いが。

1234
ページ上部へ戻る

配給映画