あっぱれ新潮! みんなの党・渡辺喜美代、共産党・吉良佳子……政治家スキャンダル2連発
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
現代の今号の最大の売りはSEX特集である。何しろ袋とじは「『カメラ搭載バイブ』で、女子に潜入 ペニスは見た」。活版が「第1回全日本SEX『名人』選手権開催!」。4色グラビアが「図解 女子たちに聞いた『私が好きな体位55』」である。
これでもかというほどのSEX爛漫特集ではあるが、今ひとつ「面白い!」と唸るものはなかった。
それよりも、関根(高橋)恵子の「ヌード・グラフィティ」や、ヌードではないが「深田恭子『ヒップの誘惑』」のほうがいい。関根恵子は今でもきれいだが、デビューした頃はふるいつきたくなるようないい女だった。その可憐なヌードは、今見てもドキドキする。
現代は昔からスクープで売る週刊誌ではなかったから、文春や新潮のような派手な過去のスクープは、私が知る限りでも少ない。
企画もので勝負するしかない週刊誌なのだから、もうひと味ひと工夫が欲しかったというのが、私の感想である。それに、これから430円でやっていくのだとしたら、相当内容を充実させないと、部数減にはなっても部数増には結びつかないと思う。古いOBの老婆心である。
今週の4位は、文春の三浦友和インタビュー。妻・山口百恵の生誕55周年を“記念”して、三浦に「愛しい日常」を初告白させている。
なんということもない話だが、普通の夫婦の幸せな日々が垣間見られるインタビューではある。いくつかピックアップしてみよう。
「プロポーズの後に、『私は仕事を辞めて、あなたのお嫁さんになる』と伝えられたわけですが、そのときは『そこまで考えてくれてるんだ』とありがたいことだと思っていました。それに加えて、『意外だな』と。その両方の思いがありました」
「三十代に入って仕事が減ったときは、建てた家を売らなきゃいけないな、というぐらいに追い詰められたことがありましたから、ローンで建てている家ですから、ローンを返せなくなったら終わりです。生活費に加えてローンはきついから、家を売って、またどこかに賃貸で、というふうになるかもしれないな、という時期はありました。妻にはそうしたことは一度も言ってない。でも(友和の思いは)感じていたと思います。少なくとも仕事がうまくいってないことは言わなくても分かっているし、関係なく居てくれる存在だからいいんです」
最近、山口百恵の『赤いシリーズ』DVDマガジン(講談社刊)が発売されヒットしているが、こうした2人の共演ドラマを夫婦で見ることはないのかという問いには、
「見ていないですね。送られてきて梱包されたままになっています。これに限らず、過去のものは一切見ない。誤解されると困るんですけど、見ないようにしてるんじゃなくて、別に見たくないんですよ。おそらく妻は未練がないんだと思います。それは夫婦で共通していて、昔のことに興味がない。過去を誇りには思っていても、それを懐かしむということはないんです」
自宅は、敷地内の別棟に友和の両親が住んでいる二世帯同居で、壮健な義父母は自炊自活だという。だが、百恵はたびたび食事を運んで行ったり、病院への送り迎えなどを率先してやっているという。
そうしたことに対して友和は、素直に「本当にありがたい」と述べてこう続けている。
「僕の食事も、もちろん朝から作ってくれます。(中略)妻は、朝の四時でも用意してくれますね。夜も今日は何時ぐらいに帰ると必ず連絡を入れますし、突然用事で外食する場合は、だいたい夕方までには連絡を入れています」
「妻は友達などから、もしリクエストあれば自分の歌も歌っています。(中略)一番好きなのは、アルバムの中の一曲なんですが、『曼珠沙華』という曲ですね」
長い夫婦生活の中で百恵夫人に最も感謝してることは、という問いには、
「不平不満を言わずに一緒にずっといてくれることじゃないですか。仕事だって浮き沈みがあることだと全部わかっているし、良いとか悪いとかいちいち反応しない。良い時に浮かれない、悪い時に落ち込まないということをずっとできるのは、すごいと思うんです。とてもありがたいですよ」
いやはや、ご馳走様でした。百恵が家で待っていてくれたら、オレも早く帰るのに。今夜はどこの居酒屋で一杯引っかけて帰ろう。
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