トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 社会  > 球界の薬物汚染は深刻

「球界の薬物汚染ここまで……」番長・清原和博の新たな疑惑で浮上した“グリーニー汚染”の実態

kiyohara0331.jpg

 元プロ野球選手の番長こと清原和博の覚せい剤使用疑惑を報じた「週刊文春」(文藝春秋)だが、最新号の4月3日号で清原の新たな疑惑を報じた。

 同誌によると、元チームメイトが「僕の勧めでグリーニーをコーヒーに溶かして飲んでいました」と、清原が覚せい剤同様の効き目がある違法薬物「グリーニー」を使用していたことを告白。2001年1月、この男性に対して執拗に薬物を催促したメールの文章も掲載されたが、巨人入団後、肉体改造に励みパワーを売りにしていた清原にとっては、肉体改造に必要な“魔法の薬”だったようだ。


「コアな野球ファンの間ではかなり前から知られていたが、かつては米大リーグで頻繁に使用されており、カプセルが緑色であることから『グリーニー』と呼ばれていた。疲労感が消えるため、筋トレが必須なパワーヒッターが重宝していたが、大リーグでは06年から禁止薬物となり、現在では日本をはじめ、ほとんどの国で違法薬物となっている。とはいえ、日本では有名な某カリスマトレーナーが使用を推奨していたというウワサが流れていた」(スポーツジャーナリスト)

 今回、注目を浴びることになった「グリーニー」だが、日本球界ではこれまでも使用疑惑が問題になっていた。

「05年には『週刊朝日』(朝日新聞出版)が、ロッテの主力選手たちが使用していることを報じ、バレンタイン監督(当時)や球団社長らがそろって全面的に否定。ところが、事実無根などとして同誌を提訴することはなく、取材に応じた球団職員が処分されただけで、グレーなまま事態が収まった。また、巨人、オリックス、大リーグでプレーした野村貴仁投手は06年、覚せい剤取締法違反で逮捕され、公判でオリックス在籍時に外国人選手から勧められてグリーニーに手を出し、同僚選手にも分け与えながら大リーグ挑戦のため渡米するまで服用を続けていたことを証言。関係者に衝撃を与えた。この時も、球界は他選手に検査を課すこともなく完全スルー。薬物汚染がはびこっていた可能性が危惧されている」(プロ野球担当記者)

 これまで放置されていた問題だけに、今さら清原のグリーニー使用疑惑を受け、NPB(日本野球機構)など関係各所が“浄化”に本腰を入れることはなさそうだが……。

最終更新:2014/03/31 19:41
ページ上部へ戻る

配給映画