『ジャッカス』のテレビ版が終わった真相とは?「局側が決めたルールを僕らは呑めなかったんだ」
#映画 #インタビュー
──はい、肛門にミニカーを押し込んだまま、病院でレントゲン写真を撮ってもらう爆笑ネタでしたよね。
ジョニー そうそう(笑)。あのネタは、もともとはスティーヴォーが思いついたネタだったんだ。コンドームに入れたミニカーをお尻の穴に挿入したらどうなるかというね。でも、そのネタのことを知ったスティーヴォーの父親が「自分の息子がそんなバカげたことをするなんて許さん!」と激怒して、それでスティーヴォーは「親とは縁が切れない。俺にはできない」って言いだしたんだ。スティーヴォーは、ほかにもさんざんひどいネタやってるのに(苦笑)。でも、それはボツにするにはあまりにも惜しいネタだった。それでライアン・ダンが「じゃあ、俺が代わりにやるよ」ってミニカーを自分の尻に突っ込んだのさ(笑)。面白いネタがあれば、まずやってみる。体を張ったネタで、みんなを笑わせる。それが僕らジャッカスのポリシーなんだよ。
──いい話だなぁ。全身ケガだらけだそうですが、体は大丈夫ですか?
ジョニー 毎回、傷だらけになるからね。過去にはポコチン(※ここだけ日本語)を骨折したこともあるよ(笑)。あちこち痛いけれど、体当たりギャグはこれからもずっと続けていくつもりさ。
(取材・文=長野辰次、撮影=名鹿祥史)
『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』
プロデューサー/スパイク・ジョーンズ、ジョニー・ノックスヴィル、ジェフ・トレメイン、デレク・フリーダ 監督/ジェフ・トレメイン 出演/ジョニー・ノックスヴィル、ジャクソン・ニコル 配給/パラマウント ピクチャーズ ジャパン PG-12 3月29日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
(c) MMXIII Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
<http://www.jackassmovie.jp>
●ジョニー・ノックスヴィル
1971年米国テネシー州生まれ。2000~2002年に米国の有料ケーブルTV「MTV」で放映された『ジャッカス』の中心メンバーであり、共同製作者。劇場版『ジャッカス・ザ・ムービー』(02)、『Jackass Number Two』(06)、『ジャッカス3D』(10)はどれも全米初登場1位となる大ヒットを記録。そして『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』(13)はシリーズ最大のヒットとなる1億4900万ドルを稼ぎ出した。俳優としてファレリー兄弟監督の『リンガー!替え玉★選手権』(05)やアーノルド・シュワルツェネッガー主演作『ラストスタンド』(13)などにも出演している。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事