『ジャッカス』のテレビ版が終わった真相とは?「局側が決めたルールを僕らは呑めなかったんだ」
#映画 #インタビュー
ジョニー う~ん、決してそういうわけじゃないよ。僕は体を張ったネタが大好きなんだ。体を使ったギャグは国境を越えて世界中の人たちを楽しませることができると思っているしね。でも、今回は新しい試みとして、ドラマとドッキリを融合させたものに挑んでみたんだ。おじいちゃんと小さな孫という誰からも愛されるキャラの2人組が、とんでもないことを各地でやらかすというね(笑)。それでドラマ部分を先に撮影して、いつもの体を張ったネタは後半2~3週間に回したんだ。というのも体を張ったネタで大ケガしてしまうと撮影中止になっちゃうからね。それで子役のジャクソン・ニコルくんと一緒にドラマ部分を先に撮っていたら、予想以上におじいちゃんと孫が旅を通して絆で結ばれていく様子がいい感じで撮れちゃったんだ。ドラマ部分を生かすために、お笑いの部分がちょっぴり控えめになったかもしれないね。
──作品としての完成度を高めるためにお笑いとドラマ要素の配分に気を遣ったけれど、新しい笑いに挑戦し続けるというスタンスは変わらないわけですね。
ジョニー うん、そういうこと。過激なギャグはもうやりたくないとか、そういうことではないんだ。いつもほどの大ケガじゃなかったけど、今回も肩を痛めたし、ヒジ骨折したし、指のケガで2度手術したしね。でも、僕はそういったスタントによるギャグはやめようとは思わない。今でも新しいネタを考えているところだよ。
──今日はジョニーさんに折り入ってお聞きしたいテーマがあるんです。最近の日本では、ちょっと過激なお笑い番組やドラマがあるとBPO(放送倫理・番組向上機構)という査問機関に視聴者が通報するか、スポンサー企業にクレームが寄せられ、BPOが具体的に審議する前に番組製作者が放送内容を自粛してしまうという状況に陥っています。『ジャッカス』にも相当のクレームがあったと思いますが、製作者でもあるジョニーさんは、どのように対応していたんでしょうか?
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