トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 韓流ドラマ枠、全滅へ?

TBS『韓流セレクト』終了で、いよいよ韓流ドラマ枠が全滅へ……?

kanryuselec.jpg『韓流セレクト』(TBS)

 TBSの韓流ドラマ枠『韓流セレクト』が、14日の放送をもって終了した。同枠では4年間にわたり、月~金曜日の午前10時5分から韓流ドラマを放送していたが、最後の作品は、韓国で大ヒットした『シークレット・ガーデン』だった。

「『シークレット・ガーデン』は2010~11年に韓国で放送され、視聴率37.9%を記録した大ヒットドラマ。韓流ブームのキッカケとなったペ・ヨンジュン主演の『冬のソナタ』以来の純愛ストーリーとの触れ込みで、12年にNHKの『BSプレミアム』で放送されたのですが、視聴率的にイマイチでした。TBSではこの2月から放送されたのですが、韓流ブームが低迷している現在、やはり振るわず、『韓流セレクト』に引導を渡す格好となってしまいました」(韓国エンタメ誌編集者)

 日本では、03年の『冬のソナタ』(NHK BS2)の大ヒットをキッカケに韓流ドラマが大ブームになったが、実は日本における韓流ドラマのルーツはもっと古い。

「96年にテレビ東京系列のTVQ九州放送が開局5周年を記念して、韓国のテレビドラマを放送したことがあります。もちろん、当時はまだ韓流ブームもなかったので視聴率も振るわなかったのですが、ドラマに出演していたハン・ソッキュが映画『シュリ』の大ヒットによって日本でも知られるようになってから、徐々に韓国ドラマが注目を集めるようになったのです。韓流ブームの到来とともに、放送権料の安さもあってか、地上波・BS各放送局がこぞって韓流ドラマを放送するようになりました」(同)

 ヨン様に沸いた韓流ブームだったが、05年頃にいったん沈静化する。日本テレビが『ドラマチック韓流』、フジテレビが『土曜ワイド・韓流アワー』と、韓流ドラマ枠を設けていたが、低視聴率のために放送終了してしまう。

「このときのブームは“第一次韓流ブーム”と位置付けられるのですが、結局は“ヨン様ブーム”というのが実態でした。リュ・シウォンやパク・ヨンハ、ウォンビンなどの人気者も輩出しましたが、多くは韓流ファン限定の人気。全国区の人気となったのはヨン様ぐらい。ドラマもヨン様主演のドラマ以外は、『宮廷女官チャングムの誓い』などの例外を除くと、多くはブームとは裏腹に低視聴率にあえいでいました。まあ、当時の韓流ドラマは、昔の大映テレビばりの荒唐無稽なストーリー展開のものばかりでしたからね。飽きられるのも早かったということでしょう」(同)

 そんな中、10年頃から“第二次韓流ブーム”の機運が高まってくる。牽引役となったのは、当時日本で放送されていた『美男ですね』(BSジャパン)に主演していたチャン・グンソクだった。

12
ページ上部へ戻る

配給映画