残業やノルマが増えるだけ!? ユニクロ“パート正社員化”のカラクリ
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
週刊誌は新聞やテレビと違って、疑惑段階で追及していくのが一つの役割だと、ここでも何度か書いているが、今週も多くの週刊誌が関西に住む67歳女性の「疑惑」を報じている。
新潮によれば、この女性は4度の結婚歴があるが、結婚した相手とすべて死別しているというのである。第2の木嶋佳苗事件なのか。
彼女はすでに夫を毒殺した疑いで、京都府警から事情聴取を受けているそうだ。彼女は数十人の報道陣の前でこう語った。
「彼が運ばれて病院で亡くなるまで、そばにいましたけど、その病院で警察に連れていかれて。1週間ずーっと捜査っていうんですか、聴き取りをされて」
嘘発見器にかけられたりもしたが、絶対にやっていないと訴えている。
彼女の夫は75歳。昨年12月28日の夜、自宅から緊急搬送されたそうだ。
「病院到着時にはすでに亡くなっていた状態で、遺体に不審な点があったため、京都府警が血液の簡易検査を行った。すると、青酸化合物が検出され、科警研などで詳細に調査することになりました。府警は老女に任意で事情を聞き、嘘発見器にもかけた。ですが、事件に繋がる証拠が見つからず、一旦、彼女を解放しているのです」(社会部記者)
結婚生活はわずか2カ月。それで彼女いわく、1,000万円の遺産を手にするというので、疑惑の目を向けられているのだ。
最初の夫とは24歳で結婚したが47歳の時に先立たれ、そのときは負債を負ったそうだ。それから10年後、67歳の男性と結婚するが、男性は2年半ぐらいで死亡する。その際、3,000万円近い遺産を受け取っているという。
2年後に3度目の結婚。相手は75歳だったが数カ月後に他界。ウワサでは、5,000万円以上の遺産を手にしたといわれる。
木嶋のときのように、週刊誌がヒステリックにならずに、割合冷静に報道しているのは、彼女の年齢が67歳ということもあるのだろう。
これを読む限りは第2の木嶋になるような気がするが、どう推移するのか注目ではある。
豪腕・プーチンロシア大統領への批判が高まっているが、どう見てもアメリカを始めEU連合も及び腰である。
それはプーチンが戦争覚悟だからだと、評論家の佐藤優氏が現代で言っている。これが今週の4位。
「アメリカに対する挑発的な言辞にはっきりと表れています。プーチンは『アメリカ人よ、あなたがたはアメリカ建国の時、民族自決権にもとづいて独立を宣言したのではないか』『同じことをクリミア人が言うと、文句をつけるのか』、さらには『東西ドイツの統一のときも、アメリカは民族統合を認めたではないか』と述べている。つまり、『クリミアで行った住民投票は、お前たちアメリカ人と同じ民主主義という価値観に拠って立つものだ。どこが悪いのか』というわけです。非常に挑発的であり、また一言で言えば、露骨に帝国主義的な発想です。現在の状況は、ちょうど100年前、第一次世界大戦直前の1914年によく似ている。ハンドリングを誤ると、戦争になりかねません」
佐藤氏は、北方領土問題も仕切り直しするしかないという。
「日本にとってこれからの課題は、ロシアと中国の接近をどうやって止めるかということになるでしょう。今回ロシアがクリミアで行ったような『力による現状変更』を、クリミアとは違い無人島である尖閣諸島で、中国が仕掛けてくる可能性もあるということです。 中東・東欧の二正面作戦を強いられたアメリカが東アジアまで手が回らなくなり、中国が尖閣の実効支配へ動けば、日本も東シナ海の防衛を強化することになるでしょう。日本の先制を恐れた中国は、逆に先手を打つ形で尖閣に上陸するといったシナリオは考えられます。こればかりは、今のところいい解決策は見当たりません。やはり中国との対話を絶やさないということに尽きるでしょう」
アメリカの必死の仲介で、ようやく日韓首脳会談が25日に開かれることになった。
安倍首相も朴大統領も、プーチンロシアの危機を乗り切るために知恵を出し合い、安倍首相は一刻も早く中国との首脳会談を実現させる方策をアメリカとともに考えるべきである。
手負いの熊が中国と手を組めば、アジア地域が冷戦時代に逆戻りする可能性だって無しとしない。安倍首相の器が問われているのである。
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