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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > “炎上商法”野島伸司の限界?

“炎上商法の元祖”野島伸司の限界か 低調だった『明日、ママがいない』を振り返る

asumama0324.jpg『明日、ママがいない』(日本テレビ)

 12日放送された、芦田愛菜主演ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の最終回の視聴率が12.8%だったことがわかった(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)。同ドラマは、物語の舞台になった児童養護施設の描写などをめぐり、放送開始直後から賛否両論が巻き起こり、その反響の大きさに番組スポンサーもCMを見合わせていたが、最終回もスポンサーCMは放送されなかった。また、内容改善を求めた全国児童養護施設協議会が、公の場における謝罪も要請したが、最後までそれに応えることはなかった。


「結局、視聴率は第3話の15.0%が最高で、ほとんどの回が11%台と低調でした。あれほど大騒ぎになったのに、この低視聴率はなんだ、という感じですね(苦笑)。やはり、クレームを意識してか、放送当初に見られた子どもへの暴力や暴言がなくなるなど、第4話あたりからストーリー展開が大きく変わったことが影響しているのではないでしょうか。突然内容が変更されてしまうような、“ご都合主義”のドラマが視聴者にウケるわけがないですからね」(テレビ情報誌編集者)

 このストーリーの改変については、視聴者からは「安心して見られる」「最初は不快感を抱いたが、今は普通に見られる」という意見があった一方で、「つまらなくなった」「普通のドラマになってしまった」などと落胆する声も。

「爆笑問題の太田光も指摘していましたが、子どもへの暴力や暴言ウンヌンではなく、児童養護施設などの描写があざとさばかり狙った上っ面だけだった、ということに尽きるのでしょう。要は、ドラマとしてのクオリティが低かった、ということです。ただ、今回の脚本を監修したのは野島伸司氏ですが、彼は自身のセンセーショナルな作風を最大限に生かすために、事前取材をしないことで有名。いわば“炎上商法”の元祖といったところですが、彼の方法論が限界に来ていることが露呈されました」

 社会を揺るがせたかのように見えた“明日ママ騒動”も、視聴率を見れば、その辺のブログの炎上と大して変わらない小さな出来事だったということか。“大山鳴動して鼠一匹”とは、まさにこのことである。

最終更新:2014/03/15 11:00
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