「本当なら奇跡だが……」“聴力回復”も障害者2級認定の佐村河内守氏に逃げ場なし
#佐村河内守
ゴーストライターに作曲させていたことが発覚した“エセ作曲家”佐村河内守氏が12日未明、報道各社に謝罪文を送り「3年くらい前から、言葉が聞き取れるときもあるまでに回復していた」と衝撃告白した。
同氏の聴力については、18年間代作していた桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏が、6日の会見で「初めて会ったときから、耳が聞こえないと感じたことはない」と暴露。その後、周辺関係者からも同様の証言が次々と飛び出していた。
これに観念したのか佐村河内氏は、2002年に聴覚障害2級と認定され、身体障害者手帳を持っていることは「事実」としながらも、「ここ3年は聞こえるようになってきた」と軌道修正。近く専門家の検査を受け、聴力回復が立証されれば、手帳を自主返還するとみられる。
その後、待っているのは、つるし上げ確実な謝罪会見だ。
「本人が一番ビビっているのは、騒動が長引いて、警察当局が障害者手帳の不正取得疑惑について捜査を始めること。そうなる前に手帳を自主返還し、会見で平謝りして幕引きとしたいようだ」とは関係者。
だが、同氏は別の“地雷”をすでに踏んでいることに気付いていない。医療関係者が声を大にする。
「聴覚障害2級の人が、聞こえるレベルまで回復することはありえない。もしそれが事実なら、ノーベル賞並みの大発見だ」
同2級は聴覚障害で最も症状が重く、一般に電車が通る時にガード下にいても音が聞こえない状態といわれる。認定者は住民税、所得税の控除のほか、障害基礎年金も毎年支給される。
「仮に回復したのなら、同じ聴覚障害で苦しむ人にとっては朗報。会見では、どのような治療法でどのように回復したか、きちんと説明する義務がある」(同)
佐村河内氏は会見で“奇跡の聴力回復”を、どのように説明するつもりなのか――。マスコミからの執拗な追及は避けられそうになく、分が悪くなった瞬間、再び「聞こえない」と言いだしそうだが。
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