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ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第15回

めくるめく味覚の妄想──予想を裏切るメニューと裏切らない味『カツカレーうどん』

CHINQ00001.jpg肉入りのカレーに揚げたてのトンカツ。シャキシャキのレタスもおいしそう。

 ふとしたきっかけで、あるものが食べたくなり、頭の中はもうその食べ物のことでい~っぱい。仕事をしている間も、デート中でも、「夕食は絶対コレを食べる!」って時、あるよね。

 でも、魔が差すってこともあって、そんな時でもレストランでほかにおいしそうなメニューがあると目移りして、迷った挙げ句、別のものを頼んでしまう。

 ただ、舌だけは最初に決めてたメニュー用に準備されているので、実際の味とのギャップにびっくり! せっかくの昼ご飯もデートの夕食も、「トホホ」な結果に終わってしまう。頭の中と舌って、意外なほど離れているのかもしれない。

 新宿で見つけたのも、そんなメニューだった。上の写真、見た目はまあまあフツーのカツカレーライス。どんぶりに入っているので、和風カツカレーかなって思う程度だろうが、実際は……、

CHINQ00002.jpgカレーと出し汁のないうどんの組み合わせって、給食のソフト麺以来?

 そう、うどん、なのだ。

 カレーうどんはあっても、そこにカツがONされると、イコール、カツカレーライスってのがニッポンの常識だったけど、その予想を覆す、まさかの“うどん”の登場だ。

 ま、実際には自分で、「カツカレーうどんひとつ!」って言って注文してるんだから、頭ではわかっているんだけど、着丼した現物を見る限り、完全に“ライス”な状況に舌も困惑しているに違いない。

 そして実際に食べたその味は、予想をまったく裏切らない、見た通りの味。ただし、普通のカレーうどんと違うのは、出し汁がなく、うどんの上にダイレクトにカレーとカツがONしていること。まさに、カツカレーライスのライスの代わりにうどんがそこにあった。

 この店にはほかにも、カルボナーラうどんや麻婆ナスうどん、ミソカツうどんなんてのもある。予想と舌のギャップを味わいたくなったらぜひ。あ~、明日の昼メシは絶対カレーうどんにするぞーっと。

 うもうございました。

三国一 新宿東口店
ボリュームカツカレーうどん 950円
意外性 ☆☆☆
味   ☆☆   
店   ☆☆☆

CHINQ00003.jpg名古屋名物? みそカツうどん900円。八丁味噌が少し甘酸っぱくて、こっちは星ひとつ半ですっ。

最終更新:2019/11/28 19:33
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