トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 新生レイザーラモンを突撃!
今年の2人は一味違う?

「日本中を僕らの楽屋に」新生レイザーラモンが語る、プロレス愛が支えた漫才師への道

_MG_8914.jpg

――レイザーラモンさんにとって、お笑いのゴールはどこですか?

RG それはいっぱいありますね。「THE MANZAI」のゴールがあって、そこをゴールしたらまた別のゴールがあって。武藤(敬司)さんが言っていたのは「プロレスはゴールのないマラソンだ」と。

HG 毎回、こうすればよかった、ああすればよかったが見つかる。年を取ったら取ったなりの漫才ができますし。

――正解がないと。

RG オール巨人師匠に「漫才という大変な道にきてくれて、ありがとな」って言われた時、すごいところに足を踏み入れたんやなと思いました。

――漫才という大変な挑戦を支えたのは、お二人のコンビとしての絆の深さだと思うのですが、特にレイザーラモンさんはピンとして片方がブレイクしたり、複雑な関係を強いられてきたと思います。でも「レイザーラモン」で居続けた、その理由はなんですか?

RG やっぱりバッファロー吾郎軍団にいたことが大きかったですね。バッファロー吾郎さんにケンコバさんに小薮(千豊)さん……軍団の皆さんが僕らをかわいがってくれて、新キャラができたら先輩方のイベントに出してもらって。全然完成してないのに(笑)。僕らコンビだけでいて、どちらかが売れたら「なんやアイツ」となっていたかもしれません。だけど、僕らの周りにはいつも兄さんたちがいて、そんな兄さんたちに「なんだ、アイツ器ちっちぇえな」と思われたくなかった(笑)。

――それで、今度はRGさんが、あるあるでブレイクして。

RG よく言われるのは、僕のあるあるネタを一番笑ってるのはHGやって。年末にHGが(EXILE弟分のGENERATIONS)関口メンディーさんのモノマネをした時も、やっぱり僕が一番笑ってた。お互いが一番笑うから自信を持っちゃう。日本全国楽屋なんですけど、その核というか、始まりは相方を笑わすことなんですよ。

HG めっちゃかっこいいこと言ってる(笑)。

RG コントでも、お互いが知らない設定を持ち込むことはない。お互いの共通体験、お互いが知ってる変な人……それを必ず題材にしてますから。

HG あるあるの選曲もバツグンなんですよ。渡辺美里とか佐野元春とかチューブとか、ほんまちょうどいい。

――こんなにお互い目を合わせて話す芸人さんも、珍しいと思います。

HG 漫才師あるあるなんですけど、コンビで目も合わさへん、楽屋も別々っていう時期を経て、めっちゃ仲が良くなるっていう。僕らは、それをぎゅっとした感じだと思います。もちろん目合わさん時期もありましたけど、今は誰よりも相方を笑わせたい。

――今年は、テレビにはどのようにアプローチされますか? 今バラエティはネタよりトーク力が優先されていますよね。

RG トーク力って、実は誰でも持ってるんですよ。だけど、緊張感が先に立ってしまうと発揮できなくなってしまう。僕らも相方と普通にしゃべる感じでテレビに出られたら、トークも面白くなると思うのですが(笑)。昔、吉本新喜劇座長の川畑(泰史)さんに「テレビはご褒美や」って言われたことがありまして。

HG 大阪時代なんて、テレビ出られるて言ったら、みんなに触れ回ったもんな。

RG DonDokoDonの山口(智充)さんなんか毎月ライブやって新ネタおろして、そのほんの一部がテレビで出てる。千原兄弟さんもそうです。だからテレビがどうのというより、「漫才でお客さんを笑わす」「楽屋で皆さんを笑わす」をちゃんとやっていれば、そのご褒美でテレビに出られると僕は思ってます。

HG 僕はまだまだ緊張してるし、肩に力が入っちゃう。それまでキャラに乗っかってやってきましたからね。銀行強盗が目出し帽を脱いだ状態なので、今は。

1234
ページ上部へ戻る

配給映画