
狙うは「ディズニーの世界戦略」!? 日本テレビのタツノコプロ買収の意図は?
【オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】

1月29日、日本テレビは、株式会社タカラトミーから株式会社タツノコプロの株式を取得し、日本テレビの子会社とすることを発表した。
タツノコプロといえば、一般層には『マッハGoGoGo』『ハクション大魔王』『科学忍者隊ガッチャマン』『タイムボカンシリーズ』など昭和の名作で、アニメファンには『夜桜四重奏 ~ハナノウタ~』『ガッチャマン クラウズ』『波打際のむろみさん』『SKET DANCE』といった近作で馴染みの深い、1962年設立の老舗のアニメーション制作会社だ。
「日本テレビ社員でも、報道されて初めて知った人がいた」との噂もある今回の買収劇。いきなりの電撃戦かと思いきや、以前よりその兆候は見え隠れしていたのだという。
「ポイントは昨年夏に公開された実写映画『ガッチャマン』ですね。映画自体がヒットしなかったのであまり話題になりませんでしたが、実はこの作品は『日本テレビ放送網開局60周年、日活創立100周年、タツノコプロの50周年記念作品』という冠付きで制作発表がなされています。映画の配給は東宝系列でしたが、実制作の現場を担当した日活は日本テレビが筆頭株主の関連会社なので、この100周年クレジットは納得できる。しかし製作委員会に名を連ねているとはいえ、元々のアニメ原作を担当しただけのタツノコプロの50周年をここまで大きく打ち出すのは若干不自然です。先々の関連会社化を視野に入れ、『ガッチャマン』の映画製作が決定した数年前から水面下で話は進んでいたのではないでしょうか」(映画誌ライター)
今回の発表を受け、ネット上では「今後日本テレビの発言力が増してタツノコ側が自由な作品を作れなくなるのではないか?」「日本テレビ以外の局で、タツノコ作品が放映できなくなるのではないか?」といったアニメファンの心配する声も上がっている。
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