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詐欺、不法投棄、強盗致傷……若い“AKB48ファン”の逮捕事件が相次ぐワケとは?

akb480130.jpg撮影=岡崎隆生

 アイドルグループ・AKB48の握手券や生写真欲しさに、CDを不正に購入し、不要になったCDを不法投棄したとして、京都府警は30日、京都府京田辺市の大学生(20)ら6人を電子計算機使用詐欺、廃棄物処理法違反、有印私文書偽造・同行使などの容疑で書類送検した。全員、容疑を認めているという。

 彼らは、AKB48のイベントなどを通じて知り合い、昨年2~5月、1人がバイト勤務する飲食店で、客のクレジットカード番号を不正入手。インターネットショッピングサイトで、AKB48のCD486枚(48万6,000円相当)を購入した疑いがもたれている。

 注文には架空の名前を使い、偽造した健康保険証で他人に成り済ます手口で、郵便局留めの荷物を受け取っていた。また、それらのCDから、握手券や投票券、生写真を抜き取り、別に入手したCD約200枚を合わせた計約680枚(約60キログラム)を、府内の駐車場に捨てたという。

 大阪産業大の学生は、約480枚の握手券を使い、メンバー数人と、計約80分間にわたり握手をし、投票券はネットオークションを通じ約30万円で転売した。

 この事件以外にも、若いファンが逮捕される事件は数件起きており、ネット上では「またAKB48ヲタの逮捕か……」「もう驚かない」といった声が相次いでいる。

 例えば昨年9月には、DVDやブルーレイディスクなど約60件の万引きに関与したとして、千葉県の17歳の少年3人を逮捕。AKB48のファンだった彼らは、転売した儲けを、“ヲタ芸”に使うライトの購入費などにあてていたという。

 また同年8月、帰宅途中の大学院生に「金を出せ」などと脅して軽傷を負わせ、携帯電話などを奪った強盗致傷容疑で、埼玉県に住む15~17歳の少年4人を逮捕。彼らは、「お金が欲しかった。AKB48の握手会に、メンバーの名前を刺繍した特攻服(一着10万円程度)を着ていきたかった」などと供述した。

「ここ数年、AKB48ファン界隈で、未成年を含む青年の逮捕事件が頻発している。要因の一つとして、CDを大量購入する大人たちが増えたことで、お金のない学生や子どもたちまでもが、身の丈を顧みずマネしてしまっていることが挙げられる。そうしているうちに、『メンバーにもっとアピールしたい』『ヲタ仲間内で、自分を大きく見せたい』といった感情がエスカレートしてしまう。また、未成年者は視野が狭く、盲信的になりやすい。仲間と一緒になって全力でアイドルを応援している自分への“自己愛”に支配されてしまう若者もいるようです。2011年の選抜総選挙では、大島優子が『票数は皆さんの愛です』とコメントし物議を醸しましたが、特に若いファンの方には無理をしないでほしいですね」(芸能記者)

 22日に発売された3rdアルバム『次の足跡』(キングレコード)が、初週売り上げ約96万1,531枚と驚異の数字を叩き出したAKB48。社会現象ともいえる人気ゆえに、トラブルが起きてしまうのは、仕方がないことなのだろうか?

最終更新:2014/01/30 19:30
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