刺され、切られ、犯され……小松彩夏が艶麗なゾンビに変身!
#映画 #インタビュー
まるでお人形さんのようなパーフェクトな顔立ちで、女優やグラビアアイドルとして活躍する小松彩夏。そんな彼女が、その美貌をかなぐり捨てて挑んだ初主演映画『Miss ZOMBIE』。鬼才・SABU監督によるモノクロの美しい映像を背景に、刃物で刺され、包丁で切られ、そしてレイプされてしまうなど、人間に徹底的にいじめ抜かれるゾンビ「沙羅」役を熱演している。今回、この作品がDVDとなってリリースされることを記念して、彩夏ちゃんに突撃インタビュー! 果たして、初主演・初ゾンビという経験は、彼女に一体何をもたらしたのか!?
――『Miss ZOMBIE』初主演おめでとうございます!
小松彩夏(以下、小松) ありがとうございます。映画の主演をさせていただくことがデビュー当時からの夢だったので、その夢が10年越しにかないました! 作品を初めて見た時に、エンドロールの一番最初に自分の名前が出てきて、思わずうるっとしてしまいました。あ、もちろん作品の内容にも泣きましたよ(笑)。
――ただ、主演の夢は「ゾンビ」の姿ではなかったと思うんですが……。
小松 あはは、確かに。台本をいただいた時は自分がゾンビ役だと聞いていなかったので、配役を知って「あたしがゾンビ!?」と、衝撃的でした。しかも、読んでも読んでもセリフがない……。
――彩夏ちゃん演じるゾンビの少女・沙羅は、作品中、まったくセリフをしゃべることがありません。いったい、どのように演技をしていたのでしょうか?
小松 5日間という短い期間で撮影したんですが、撮影に入る前に、監督と一緒にリハーサルを重ねました。監督が特にこだわっていたのが、ゾンビの独特の歩き方。ゾンビの心情に合わせて、歩き方を少し早くしたり、ゆっくりにしたり、と変化させなきゃならないんです。撮影に入る前に、プライベートでも、駅から家まですり足の練習をしたり、買い物袋もゾンビのように持ってみたりと、一生懸命練習を重ねました。
――夜道で、そんな人に遭遇したくありません!
小松 近所の人からは、怖がられていたかもしれないですね(笑)。
――これまでに、数々のゾンビ映画が公開されてきましたが、彩夏ちゃんはもともとゾンビ好きだった?
小松 何本かは見たことがありますが、あんまりゾンビには詳しくないんです……。監督にも「参考になるゾンビ映画はありませんか?」と聞いたんですが、「絶対にゾンビ映画は見ないで!」と言われました。今回、監督が目指したのは、まったく新しいゾンビ。今までのゾンビ作品とは、まったく別物なんです。コアなゾンビファンの人が見ても、いい意味で裏切れるんじゃないかな〜。
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