芦田愛菜主演『明日、ママがいない』抗議殺到の原因は「事前取材をしないことで有名」な野島伸司!?
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児童養護施設を舞台にした芦田愛菜主演の日本テレビ系連続ドラマ『明日、ママがいない』に人権問題が浮上している。抗議の声を上げたのは、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる、通称「赤ちゃんポスト」を設置する熊本市の慈恵病院。ドラマ内で「赤ちゃんポスト」に預けられた過去を持つ芦田演じる主人公を「ポスト」と呼ぶことに「同じ立場の子どもが聞いたら、どれだけ傷つくか」と厳しく批判した。
さらに、三上博史演じる施設長が子どもたちに「お前たちはペットだ!」と暴言を吐くシーンにも「施設の現状を知る視聴者は少ない。フィクションといえども、誤解されかねない」と訴え、同局に放送中止を申し入れた。
同ドラマの脚本監修は『家なき子』(日本テレビ系)や『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)で知られる野島伸司氏。テレビ関係者は「ここまでモメたのは、事前取材の欠如が原因。テーマがテーマだけに、普通なら施設の職員や専門家に入念にヒアリングする。ただ、今回の脚本を監修したのは、事前取材しないことで有名な野島さん。真面目にヒアリングをしていたら、彼の独創性は生かされないし、顔も潰すことになる。日テレは野島さんを起用した時点で、一蓮托生。こうなることは想定していたと思う。視聴率は良くても、決してホメられることではない」と話す。
似たようなシリアスなテーマを題材にしているのが、米倉涼子主演のテレビ朝日系連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』だ。どんなに難しい手術でもミスをしない天才外科医の話だが、制作過程では「同じような難病で苦しむ患者の心を傷つけないか」という意見が寄せられたという。
そこでテレ朝は対応を協議、リサーチャーを全国に飛ばし、医療関係者を徹底取材したという。
「複数の医療ジャーナリストや名医と呼ばれる先生にも意見を伺い、素人ながら難しい手術についてもイチから勉強した。リサーチャーの中には、医学部を受験できるほどの知識を身につけた人もいるそうですよ(笑)。ブッ飛んだストーリーに見られがちですが、その裏では本物の医師も思わずうなる中身になっている。今のところ、抗議は寄せられていませんね」(テレ朝関係者)
このところ好調のテレ朝だが、それは制作現場の姿勢にも表れているようだ。
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