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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > テレ東・大食い番組の新境地?

大食い番組の新境地……『腹ペコ!なでしこグルメ旅』に見るテレ東の“矜恃”とは

 興味深いのは、そうしたファンタジーな世界を演出しつつ、制限時間内で食べきれなかったり苦手なモノでギブアップしたりという「負け」や「失敗」のリアリティは追求しているところだ。「さすがにこれは無理だろう……」というデカ盛りをなんなくクリアするのが大食いバラエティの定石だが、最強のはずのアンジェラ佐藤が最後の最後で時間をオーバーしたり、アゴの弱い三宅智子が肉をかみきれずリタイアしたり、後味の悪い終わり方をする回も少なくない。しかしそれがかえって番組に奥行きを与え、次への楽しみにつながっているのも事実。それは長く大食い番組を作り続けてきたテレ東ならではの「遊び」と言えるのかもしれない。

「他局では冠番組を持つ実力派ブラマヨをMCに起用し、ナレーションは『名探偵コナン』のコナン役でおなじみの高山みなみ。お金をかけるところには、ちゃんとかけてる」(同)

 まさにテレ東の矜恃、といったところか。
(文=西澤千央)

最終更新:2014/01/23 11:21
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