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全国高校サッカー選手権決勝戦 直前!

「低レベルの試合が“名勝負”に……」高校サッカーの体罰はメディアが生み出した?

 一部では、古き悪習である体罰やしごきを、「実名報道をして根絶すべき」という声が上がっているが、それは困難を極める。というのも、学校教育法第11条でいう「体罰」には、【身体に対する侵害を内容とする懲戒(殴る・蹴るの類)は体罰に該当する】とあるが、実際に体罰を第三者の指摘だけで罰するのは難しい。しごきに至っては、実名報道すれば、逆に名誉毀損で訴えられかねない。

 高校サッカーをスポーツとして語らず、箱根駅伝のようにドラマ仕立てにすることにメディアが加担していては、いつまでたっても体罰やしごきはなくならない。まずは明日、そして明後日行われる準決勝と決勝を、スポーツとして語るべきだろう。スポーツとして高校サッカーを論じることがスタンダードになれば、体罰やしごきだけでなく、プレーする機会を与えられない補欠がいることへの疑問をはじめ、おのずと問題が浮き彫りになってくるはずだ。

最終更新:2014/01/10 18:03
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