セクハラ寿司、ソープランド巻……疲れるくらいダジャレ好きでエッチな寿司屋
#グルメ #珍級グルメハンター
年末年始、おいしい寿司に舌鼓を打った読者も多いことだろう。言わずもがな、寿司は日本を代表する料理のひとつで、今では世界各地でその土地土地で捕れるネタを用いたオリジナリティー溢れる寿司が楽しまれている。
しかし、オリジナリティーあふれる寿司は海外だけでなく、日本国内でもそこそこの数が確認されている。その中でも、わさびならぬ、キツいダジャレが利いた寿司が名古屋にあるというので行ってみた。
名古屋駅東口から、迷いながら歩くこと約10分。柳橋中央市場付近の錦通り沿いの2階にその寿司屋はあった。
駅近くにあって24時間営業という便利な寿司屋。きっと店内はサラリーマンで溢れているに違いない、そう思いつつ階段を上って店内に入ると、先客はゼロ。さすがに午後3時なんて中途半端な時間に寿司をつまむ客はいなかった。
長いカウンターのある店内を見回して「ホっ」とひと安心。どうやら、カウンター席でも庶民感覚で食べられそうな店だ。壁に貼られているお品書きを見ると、甘エビにマグロ、ウニ、イクラといった普通のネタにまぎれて、セクハラだとか松田聖子巻、おちこぼれ巻、御中元に御歳暮巻なんてのが見える。
ハハーン、どうやらわさびよりもツンと利きそうなのはこの辺に違いない。
話好きそうな板さんにまず頼んだのは、一番気になったソープランド巻。まさか、石けんの巻物でもないだろうし、しょっぱなだけにどんな寿司が登場するのか興味津々で待つこと数分。「へい、お待ち!」とばかりに目の前に置かれたのは、パッと見、フツーの手巻き寿司だった。ネタはというと、赤貝、みる貝、とり貝、ひょっとして……?
「いろんな貝が巻いてあるでしょ? だからソープランドってことです(笑)」
やっぱり! ネタはネタでも下ネタかよっ!? 名古屋だけに、ソープじゃなくてヘルス巻でもよかったのに。
ソープランドの次に頼んだのはセクハラ。さて、今度はどんな巻きものが現れるのかと思ったら、にぎりだった。ネタは赤貝を貫通したタコの足がシャリに乗っかってる。
「赤貝にちゅうちゅうタコかいなってカラミ着いてるんで、セクハラです。うちの寿司はこんな感じですよ(笑)」
ホホー、だんだんオモシロくなってきた。エロ好き記者なので、次も下ネタ系の不感症巻きをひとつ。
「どうです、どっから見てもイカが入ってないでしょ。“イカない”ってわけです(汗)」
ウ~ン、ここまで来るとかなり強引さを感る。
よっしゃ次は、熟女や人妻よりはやっぱり若くてかわいいコが好きなのでヤング巻をひとつ。
「カイワレは大根の子どもで、いくらはシャケの子どもなのでヤング……」
次第に板さんもダジャレのセンスと強引さに加減に恥ずかしくなってきたのか、声が小さくなってくる。店内には有線放送で80年代の歌謡曲が流れているのだが、それがダジャレのセンスと妙にマッチしているのだ。
「じゃ、ちょうど松田聖子の曲が流れたところで、松田聖子巻を」
と、注文すると、残念ながら今日はネタがないという。ちなみに松田聖子巻のネタは、ハマチ。ブリの子でぶりっ子って、何十年前のネタだよ!
「くだらないでしょ、へへへ。ほかにもエグザイルとかAKBとかあるんですよ」
エグザイルはエッグとザイル=玉子とザイル(綱→ツナ)で、AKBはエビとキュウリとなんとかって言ってたけど、くだらなすぎて聞き返す気にもならなかった。
ちなみに、ネーミングを考えるのは社長で、ネタを覚えるのがめんどくさいらしい。そのうち、“じぇじぇじぇ巻(ウニの軍艦巻き)”や、“お・も・て・な・し(ひっくり返した握り寿司)”“倍返し巻き(ばい貝)”なんてのが登場しそうな予感だ。
最後に丹波哲郎巻(霊界→冷貝)といくつか食べて、料金は2,800円ほど。名古屋で夜遊びの際に、ぜひ勃ち寄っていただければ、きっといつもと違ったプレイが楽しめるのでは?
名古屋市中村区 丸八寿司駅前店
下ネタダジャレ寿司
見た目 ☆☆★
味 ☆☆★
店 ☆★★
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