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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 「主人公・花はすぐセックスさせてしまうけど……」『パリ、ただよう花』公開トークイベントレポ
「本作はどんな時に人に“性愛”スイッチが入るのかを教えてくれる絶好のテキストです」

「主人公・花はすぐセックスさせてしまうけど……」『パリ、ただよう花』公開トークイベントレポ

 そして、再び恋愛テクニックについて触れ、宮台氏は「花はけっこう男にすぐセックスさせてしまうけど、女の子はすぐに男にセックスさせない方がいいです。そうやって障害を作ったほうが盛り上がります。男に“性愛”スイッチを入れさせないと男は迫ってこないですから、ここでテクニックが必要ですよね。たとえば今、冬でしょ。女の子がコートを脱ぐ瞬間って男はグッとくるんですよ。日常の中にいろんなシグナルが潜んでいるから、そこをうまく使って演出した方がいいですよ」と指南。そのシグナルの例として湯山氏は、「本作の主人公・花の服装に注目して欲しいんですよ。彼女は、コーデュロイのジャケットを着ているんですけど、ジャケットの下は、けっこうなボディコンなんです。これは女子のみなさん使えるテクニックですよ」と女性ならではの本作から得られる恋愛テクニックを指南した。

 「男と女」、互いに意識しながらも、なかなか踏み出せない一歩をどうしたら踏み出せるのか、本作を契機に様々な恋愛ヒントが披露された本イベント。会場は大きな笑いと拍手に包まれた。

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●『パリ、ただよう花』
http://www.uplink.co.jp/hana/
渋谷アップリンク、新宿K’s CINEMAほか全国順次公開中
北京からパリにやってきたばかりの若い教師、花。なじみのない街で彼女は様々な男と体を重ね、自分の狭いアパートと大学の間、かつての恋人たちとフランスで新たに出会った人々の間を漂う。ある日、建設工のマチューという男と出会う。一目で恋に落ちた二人は、激しく肉体を求め合う。お互い、秘密を抱えたまま……。異なる人種や文化、暴力と優しさ、愛とセックスのはざまで揺れ動くある女性の“愛の問題”を描く、本作をもって5年間の中国国内での映画製作の禁止が解かれたロウ・イエ版『ラスト・タンゴ・イン・パリ』

☆ヴェネチア国際映画祭2011ヴェニス・デイズ正式出品、トロント国際映画祭2011正式出品

監督・脚本:ロウ・イエ/脚本:リウ・ジエ/撮影:ユー・リクウァイ/出演:コリーヌ・ヤン、タハール・ラヒム(仏・中国/2011年/105分)

最終更新:2013/12/24 18:00
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