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日刊サイゾー トップ > その他  > CGクリエイターが語るアニメ制作費事情

3DCGが新たなアニメ市場を切り開く!! CGクリエイターが語る制作費事情とこれからのアニメ

オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

1312_sakaki1.jpgジェトリックス株式会社の榊正宗氏。

 近年、3DCGでありながらセルアニメのような表現を実現する「セルルックCG」が注目を集めている。昨年は、セルルックCGを使った劇場アニメ『009 RE:CYBORG』が公開され、「セルルック」という言葉を聞いた方も多いかもしれない。

 そんな中、今年11月初旬にアニメ業界の窮状について見解を綴ったツイートが話題になった(外部サイト参照)。ツイートの主は、アニメ向けセルルックCG制作を手がける株式会社ジェトリックス社長であり、自身もCGクリエイターである榊正宗氏。ツイッターでは、CGがアニメ制作で果たせる役割についても語っており、業界ウォッチャーとしても興味深いものだった。

 そこで、「おたぽる」では榊社長その人を直撃! アニメ業界の変遷と、業界におけるCGの今後の可能性を聞いた。

――先日、榊さんのアニメ制作費に関する一連のツイートが、ネット上で話題になりました。今回は、アニメ制作のコスト事情やセルルックCGのアニメ業界での展開についてお伺いできればと思います。

 まずは、CGクリエイターである僕がなぜアニメについて語ったのか、僕の出自を簡単にお話しします。僕は、もともとガラケー向けゲームの3DCGを作る仕事をしていました。それが、MobageやGREEが出てきて、ブラウザゲームの時代になり、3DCGの仕事が減ってしまった。それで、個人的にCG作品をニコニコ動画で公開したりしていました。

 その頃、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のプロデュース協力などをされている里見哲朗さんに出会ったんです。ちょうど里見さんが企画をしていたアニメ映画『星に願いを Fantastic Cat』が公開された2009年ぐらいのことです。それで僕が『星に願いを』のPVを作らせていただいて、コミケで発表することになりました。その作品を持って、いろんな会社に営業をかけることにしたんです。

――CGを軸に、ケータイゲームからアニメのほうへ移っていったということですね。

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最終更新:2013/12/21 14:18
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