「きくちPの敗北……?」生歌重視の『FNS歌謡祭』で“口パク”嵐が最高瞬間視聴率23.4%を獲得
#ジャニーズ #嵐 #AKB48 #FNS歌謡祭
4日の生放送で、総勢70組以上のアーティストが出演した『2013FNS歌謡祭』(フジテレビ系)。最高瞬間視聴率は、アイドルグループの嵐が「Endless Game」を歌った場面で、23.4%だったことが分かった。
4時間以上にわたった同番組の平均視聴率は、一年前の前回を上回る18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、今年の民放音楽番組の最高視聴率であるが、番組名物プロデューサーのきくち伸氏は、自身のブログで「昨年よりさらに佳い放送だったので、20%に届かなかった現実に切なくなります」(原文ママ)と落胆している。
きくちPといえば、生歌志向が強いことで有名。今年3月には、ブログで“口パクを受け入れない”との意向を表明をし、大きな話題を呼んだ。
それもあってか、『2013FNS歌謡祭』では、きゃりーぱみゅぱみゅなどごく一部の歌手を除き、ほぼ全出演者が生歌を披露。口パクアイドルとして知られるAKB48やSKE48などのAKBグループも、参加した計16曲すべてに生歌で挑んでいた。一方で、瞬間最高視聴率を記録した嵐は、終始、口パク。さらに、スケジュールの都合からか、VTRでの出演だった。
嵐といえば、おととしの同番組の生放送で、音を外すなど不安定な歌唱力を披露してしまい、「ジャニーズきっての音痴集団」などと揶揄された過去がある。そのため、ファンの間では「逃げた?」などと物議を醸している。
「ここまで“生放送”“生歌”“生演奏”にこだわっている番組で、皮肉にも“VTR”“口パク”“カラオケ音源”の嵐が最高視聴率を取ってしまった。これを受け、業界内では『結局は、人気があればなんでもいいってこと』『きくちPの敗北』などという声も。しかし、多くの視聴者が、この番組の醍醐味である“生々しさ”に魅力を感じたのも事実。この数字が、フジの今後の音楽番組にどんな影響を与えるか、興味深いですね」(音楽ライター)
口パクアイドルのAKBや嵐が、セールスにおいても頂点に君臨する今の音楽業界。レコード会社はCDが売れず、音源の売り方に試行錯誤している最中だが、テレビの音楽番組も過渡期が来ているのかもしれない。
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