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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > うざキャラ・菊地亜美の現場評価

「アイドルであることはネタ」との声も!? 嫌われるのに起用され続ける菊地亜美の現場評価

 だが、菊地の“嫌われても自分を押し出す”姿勢を肯定する意見もある。先日発売された『菊地亜美オフィシャルBOOK ※写真はイメージです』(主婦の友社)では、テレビやラジオ番組の制作に携わるプロデューサーやディレクターたちが「なぜ菊地亜美をキャスティングするのか」という質問に回答。ここからは、現場のスタッフに重宝されている菊地の素の姿が見えてくる。

 たとえば、『行列のできる法律相談所』『しゃべくり007』などの番組を育て上げた日本テレビの田中宏史プロデューサーは、「彼女は今の時代のニュースターだと思うんです」と絶賛。“確実に爪痕を残していくさじ加減”が見事だといい、「ファンタジーの中にいるのがアイドルだとしたら、彼女はそれを完全に飛び出しちゃってますよね(笑)」と評価する。

 また、「彼女の明るさは魅力です」と話すのは、『ロンドンハーツ』『アメトーーク!』を手がける、テレビ朝日の加地倫三プロデューサー。「彼女が出ると、視覚的にも内容的にもパンと明るくなるんですよ」と、菊地が実は持っている華やかさに期待していることを明かしている。さらに、前出の田中氏同様、アイドルであることが彼女の武器だとし、「(アイドルだということが)彼女にとっては名刺がわりのボケなわけです」と“アイドルイメージを覆す存在”の希少価値を指摘。アイドルブームの今だからこそ、現役アイドルグループのメンバーでありながら枠をはみ出している異物感が、菊地の大きなポイントになっているようだ。

 だが、彼女の今後には不安もあるようで、田中プロデューサーは「将来的にはMCを狙っているそうですけど、それはどうかな」と懐疑的。加地プロデューサーも、「もう少し賢くなってもいいかもしれませんね。今はまだ大丈夫だけど、『ウケる~』みたいなギャル語が通用するのは、あと1年じゃないですかね」と厳しい意見を述べている。そして、「普段からいろいろ考えて空気を読んでいるコだから、その空気に負けて空回っちゃってたことがある。普段からものすごく番組研究をしてるみたいだけど、もし悩んだときはしばらくバラエティを見ないほうがいいんじゃないかな」とアドバイス。意気込みの強さは買いつつも、その熱心さをクールダウンさせることを薦めている。

 菊地と5年以上の付き合いであるバカリズムに「もう十分なくらい勉強家でしょ」「MCごとに分析してるでしょ?」と言われるほど、バラエティ番組を研究しているという彼女。今後、世間が感じている“うざキャラ”から、どのようにシフトチェンジしていくのか。その動向にも注目だ。

最終更新:2013/12/05 08:00
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