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日刊サイゾー トップ > その他  > パチンコ『エヴァ』に起きた異変

パチンコの『エヴァ』は完全に終わった!?  アニメのファン層を拡大した『CRエヴァ』に起こった異変

オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

――アニメの製作費がパチンコの売上で成り立つなど、今やパチンコとアニメ・マンガといったコンテンツの関係は、切っても切り離せないものとなっている。しかしこれまで、パチンコ台で流れるアニメについて語られることは、ほとんどなかった。そんな〈誰も語らないパチンコの中の“アニメ”〉について考える。

【第1回】
パチンコ『エヴァ』がアニメタイアップを革命した 誰も語らないパチンコの中の“アニメ”

1312_evapachi8_n.jpg「CRヱヴァンゲリヲン8」公式HPより。

 さて前回は、従来のパチンコがアニメやマンガといったコンテンツをパチンコのために利用するという流れに対し、『初代CR新世紀エヴァンゲリオン』(以下、『CRエヴァ』)が、物語コンテンツに合わせてパチンコを設計するという段階へと業界をシフトさせるきっかけを作ったという話をした。

『エヴァ』以前にも『ぱちんこドカベン』の試合演出など、図柄を消失させて物語を展開するリーチ演出はあるにはあったのだが、やはりインパクトとしても、純然たるアニメーションをほぼそのまま流した『エヴァ』のストーリーリーチは強烈なインパクトがあったし、その後のパチンコ台への影響力も大きかったといえるだろう。

 とにもかくにも、大ヒット台となった『CRエヴァ』は、その後、続編が次々と作られていくことになる。ヒット作となったこと、シリーズ化されたことは、パチンコ・エヴァにとって基本的には幸運なことだった。演出面や使用楽曲はシリーズを重ねるごとに豊富になっていき、筐体そのものも豪華になっていった。シリーズ第4作の「使徒、再び」からは『エヴァ』専用台枠まで用意されたくらいだ(パチンコの台枠は一般的にはさまざまな台で共有される)。

 パチンコ・エヴァは、そういうさまざまな形で『エヴァ』の世界をパチンコという枠組みの上で再現しようとしてきたが、その手法は「物語的」というよりも「PV的」だったといえる。「予告編的」といってもいい。つまり、パチンコではあるのだけれども、演出それぞれを切り出してみると、それだけ見ればパチンコの映像と気づかないような作りになっている。ストーリーリーチがそうであったように、『エヴァ』は「数字を三つ揃いにする」というパチンコの目的をばっさりと切って捨ててきたのだ。

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最終更新:2013/12/04 14:00
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