ZONEは金爆の先駆けだった!? バンドかアイドルか…ボーダーレス化する“バンドル”を追う
#リアルサウンド
さて、今回のテーマは「バンドル」でした。しかし、今ご紹介したアイドル・グループはどれも楽器演奏をメインにしているわけではありませんので「バンドル」とは呼べません。私はいったい何を書いていたのでしょう。
定義があいまいなので、ハッキリさせましょう。2001年のZONEみたいに「まるでアイドルのように可愛い女の子バンド」を「バンドル」と呼ぶことにします。これならいくつか思い当たります。
SCANDALは2006年に女子高生4人で結成され、今や日本を代表するガールズ・バンドに成長しました。20代になった彼女たちはすっかり垢抜け、プロポーションもスラリと細くなって、艶っぽさが目立ちます。デビュー当初はドラムのRINAがいちばん可愛いと思っていたのですが、最近の映像を見るとなんだか全員可愛くなっています。もともとダンス・スクールで知り合った仲間なので振り付きで踊るミュージック・クリップの完成度も高く、まさしく「バンドル」と呼ぶにふさわしい存在です。
SCANDAL「下弦の月」-short ver.-
「サイサイ」ことSilent Sirenもルックスでは負けていません。ボーカルの吉田菫を中心にメンバー全員がモデルとして活躍している美女ばかりで、ガールズ・バンドのルックス偏差値があるとすれば日本最高峰、東大理Ⅲ級といえます。この人たちが演奏している姿を観ているだけで癒されます。もはや音楽性をあまり気にしなくてよいほどです。特にキーボードのゆかるんこと黒坂優香子が可愛くてたまらん。
Silent Siren「Sweet Pop!」
この夏にデビューした、たんこぶちんは全員が佐賀県唐津市在住の現役女子高生バンドということで話題を呼んでいます。特にボーカル、MADOKAの端正な顔立ちとファニーな笑顔には、往年のZONE・長瀬実夕に劣らぬスター性を感じます。ベースのNODOKAとドラムのHONOKAが双子の姉妹。クールでボーイッシュなイメージのギター・YURIなどメンバーのキャラが立っています。ルックスだけでなく、キャッチーな展開の楽曲も爽快で、デビュー曲「ドレミFUN LIFE」のサビメロの高揚感は今年のJ-POP界の大きな収穫だと思います。
たんこぶちん「ドレミFUN LIFE」
同じく唐津の女子高生バンド、Victoryも2014年1月にCDデビューします。たんこぶちんのメンバーとは小学校の同級生でお互いのバンドには従姉妹のメンバーもいるらしく、「女子高生バンド」が唐津名物になりそうな局地密集状態です。初期のチャットモンチーを思わせるポップなアレンジ、よく伸びるきれいな歌声と2人のギタリストを擁する厚いサウンドが特徴です。まだあどけなくて素朴な印象の彼女たちですが、2年ぐらい後には今のSCANDALみたいにフェロモンをまき散らしているかもしれませんね。
Victory「HOME」
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