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「統一教会脱退が芸能界復帰条件」のはずが……桜田淳子40周年イベント潜入レポ

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 往年のトップアイドルで、現在は芸能活動休止中の桜田淳子(55)が、デビュー40周年を記念した一夜限りのイベントを26日、銀座・博品館劇場で開催した。


 ファンの前に現れるのは約20年振り。400席弱のチケットは争奪戦の模様を呈した。定価4200円のチケットが、ネットオークションでの取引額は~20万円。

 チケットには『Thanks 40 スペシャル ~ファン感謝DAY~』としか書かれていない。どのような内容のイベントになるのか、観客からは期待と不安の声が。

 予定通り19時にスタート。聞き覚えがある「LADY(レイディ)」のイントロが流れ出すと、歌いながら桜田淳子が現れた。緊張しながらも歌い終えると「追いかけてヨコハマ」「しあわせ芝居」と、いきなり3曲をメドレーで披露。

「みなさまお久しぶりでした。桜田淳子です。久しぶりに自分の口から言ってみました」

 グレーのシャツにオレンジのスカート姿で登場した桜田。恩師である相澤会場の葬儀のときは、オーバーウエイト気味だったが、全盛期を彷彿させるスリムなボディーに。この日のために、ダイエットに励んできた成果といえよう。

「昌子ちゃん、百恵ちゃん。今、会えたら泣いちゃう」

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 会場ロビーに届けられた森昌子からの花束に感激し、思わず声が震える。それでもこの日、涙を見せることはなかった。そして、淳子ファンを自認する、元所属事務所のサンミュージックでは後輩に当たる太川陽介がステージ上に登場し、スライドでレコードジャケットや秘蔵写真を見ながらトークコーナーへ。

 同時代をアイドルとして生きてきた2人だけあって、息はバッチリ。太川から「まずは、僕のバスの旅の番組に出てみませんか?」と本格復帰を促されたが、「(共演の)蛭子さんの相手、大変そうなので」とジョークを交える余裕も。

 後半、ミュージカル『アニーよ銃をとれ』からのナンバーを4曲メドレーで歌ったときには、完全に昔に戻っていた。

「みなさま、今日このひととき、こんな素敵な時間を与えてくれましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございます」

 最後の30分は、当時のスタッフや家族、そしてファンへの感謝を力強く語り、幕が下りた。

 アンコールを求める拍手が止まない中、再び桜田が登場。まさかの握手会が始まったのである。

 ファン一人ひとりの声に耳を傾け対応するものだから、終了したのが撤収時間ギリギリの午後10時近く。このイベントを開催した理由について、2つ理由があると桜田は語った。ひとつはファンの存在。2つ目の理由については口を閉ざしたままだったが、もしや、桜田が信仰する統一教会絡みの理由だろうか。

 今回限りと力説するイベントを、サンミュージックの仕切りによって開催されたことからも、復帰を希望していることは明らか。統一教会脱退が芸能界カムバックの条件といわれても、強行突破をもくろむつもりだろう。桜田は今後、どうするつもりなのか……。

最終更新:2013/11/29 18:00
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