「公式サイトには『大ヒット上映中』でも……」松本人志監督『R100』9週目で上映館“ゼロ”の現実
#松本人志 #吉本興業 #ダウンタウン #R100
10月5日に公開されたダウンタウン松本人志監督による映画『R100』が、全国の劇場で、すでに打ち切りになっていることが分かった。
『R100』は、松本監督の4作目となる娯楽映画。SMをモチーフにした独特の世界観と、連発されるシュールなギャグが一部映画ファン・お笑いファンの間で話題となったが、公開9週目で上映館はゼロに。日本中、どこに行っても見られない状態となってしまった。
「公開初日から、Twitterなどでは『ガラガラ……』『貸し切り状態』などと“不入り”が話題になっていました。それを裏付けるように、初週の興収は5,000万円強と、225スクリーンで封切られた全国ロードショーとしては惨敗といえる数字。たとえ初週でコケても、口コミで評判が広がるような作品なら巻き返しもあり得たんですが、SMというテーマも、映画の内容も、あまりにマニアックすぎたようですね」(映画ライター)
松本監督作品といえば、デビュー作となった『大日本人』こそ10億円を超えるヒットとなったものの、2作目の『しんぼる』、3作目の『さや侍』は、いずれも4~6億円止まり。
「ミニシアター系の作品なら成功といえる数字ですが、常に200スクリーン以上での公開ですからね。制作費を鑑みても、とても回収できる数字ではありません。『R100』の最終的な興収はまだ発表されていませんが、おそらく3億円に届くことはないでしょう」(同)
なお、『R100』公開前週の9月28日に公開され、10週目となる日本映画『謝罪の王様』『そして父になる』は、いまだ全国100スクリーン以上で上映中。『R100』の3分の1となる72スクリーンで封切られた『地獄でなぜ悪い』も、まだ全国12スクリーンで鑑賞することができる。
空前の“大コケ”となった『R100』の公式サイトには、今も「大ヒット上映中」の文字が空しく表示されている。松本監督に、5作目を発表する日は来るのだろうか?
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