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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「3DS電卓」に「ルパン電卓」「フラッシュ電卓」……変な電卓収集家
やきそばかおるの「土下座してでも会いたい!」第14回

「3DS電卓」に「ルパン電卓」「フラッシュ電卓」……変な電卓収集家

dentaku01.jpg『3DS電卓』(「小学二年生」2011年4月号付録)
「3つ折りDentaku Soroban」の略だから『3DS電卓』 間違ってはいない。ホワイトボードとそろばんが付いた、多機能電卓だ! 電卓部分は使いにくいが、特筆すべき小ささ。(藤村さん)

身の回りにいそうでいない、ちょっと変わったことをしている人や、面白そうな場所に、文筆家のやきそばかおるが直撃取材!

 会社員の藤村阿智さんは、変な電卓ばかりを80個以上も集めているコレクターだ。変な電卓を集めたくなる衝動は、どこから生まれるのだろうか? 実際にお会いして聞いてみた。

やきそば 「藤村さんが変わった電卓を集めたくなるのは、なぜなんでしょう?」

藤村さん 「私、ほかの人が欲しがるような電卓には、興味が湧かないんです。『この電卓、誰が欲しがるんだろう』と思うような電卓を発見すると、『私が買うしかない』って思うんです」

なんて律義なんだ。藤村さんによって救われた電卓は、たくさんあるのではなかろうか。

藤村さん 「ビジネスでは使えないような変わった電卓を、なぜ作ったんだろうと思うことがあって、それを作るために真面目に会議を開いたのか想像すると、それだけで面白くて……。偉い人が決定のハンコを押したのかと思うと、たまらないですね(笑)」

 藤村さんが変な電卓にハマったのは、10年ほど前に、チョコレート型の電卓を見つけて買ったのがきっかけ。

やきそば 「買った電卓は、どうしてるんですか?」

藤村さん 「整理整頓が苦手なので整理してませんが、番号をつけてから箱に入れて保管してます。たまに箱から出して、起動させてみたりして」

 藤村さんは東京在住だが、学生時代は京都でCGなどを学び、文房具店に勤務。なぜか、京都の雑貨屋さんには変わった電卓が売られていることが多かったらしく、変な電卓好きにはたまらない街で暮らしていたのである。いわば、「変な電卓エリート」だ。

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