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日刊サイゾー トップ > その他 > ウーマン・ウェジー  > 変態映画、スルメの焼け様がヒントに

スルメの焼け様がモチーフの変態映画!? 観たら当分肉は食えないッ!! 中1に初潮の疑似体験も…

【不思議サイト「トカナ」より】

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

re-hikisakareta.jpg画像は、『女獄門帖 引き裂かれた尼僧【DVD】』(TOEI COMPANY,LTD.)より

 以前トカナのこのコラムで、『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』という、内臓ドバドバの邦画史上最悪なカルト作品を紹介したが(参照はコチラ)、東映は翌1977年、人の顔の皮を剥いでマスクとして被るレザー・フェイスで有名な『悪魔のいけにえ』(日本公開75年)にインスパイアされ、「観たら当分は肉を食えないような映画」(プロデューサー談)の製作に着手した。それが『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』だ。

 監督に抜擢されたのは、80年~90年代にマツケン主演でお馴染みの『暴れん坊将軍』ほか、多くの東映テレビ時代劇で勧善懲悪ドラマを演出していた牧口雄二。普段の彼は物静かでコワモテでもないのだが、共に仕事をしたスタッフや俳優達が口を揃えて「顔に似合わず怖い人」と言う。お茶の間に提供する時代劇の無難な演出は表の顔で、その裏に隠した凄腕は、煩わしいテレビ放送コードの及ばない成人映画において炸裂していたのだ。作品はそのアンチモラルさからかビデオも発売されなかったが、2012年になってようやく初ソフト化。これからDVDを鑑賞する方は、観終わってからこの記事を読むことをオススメする(後でネタバレ注意報出します)。

最終更新:2013/11/12 07:30
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