統一教会の桜田淳子が、故・相澤秀禎サンミュージック元会長の“遺志”に背き、芸能界復帰か
#サンミュージック #桜田淳子 #本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」 #統一教会
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
桜田淳子が、11月26日に東京・銀座博品館劇場で一夜限定イベント『Thanks 40スペシャル~ファン感謝DAY』を開催するが、20年の活動休止を経ての復帰ライブだけにチケット入手が困難になり、桜田をはじめ、関係者がうれしい悲鳴を上げているらしい。だが、一夜限定といいながら、筆者はこのまま、なし崩し的に芸能界に復帰するのでは? との懸念がある。なぜ、なし崩し的な復帰は許されないのか?
それは、今年5月23日にがんのために他界した桜田の“芸能界の育ての親”である「三ミュージックプロダクション」の故・相澤秀禎会長は、誰よりも桜田の復帰を望みながらも、もし復帰するなら、統一教会の広告塔になって、結果的に“霊感商法”の被害拡大に加担したことで、少なからず被害者に迷惑をかけたことへの謝罪が先決だというスタンスを最後まで崩さなかったからだ。
桜田は、世界基督教統一神霊協会、通称“統一教会”の1992年8月に行われた合同結婚式に、サンミュージックの反対を押し切って参加。この様子はメディアに大々的に報じられて、統一教会の広告塔になった。
桜田の名誉のためにマスコミには語っていなかったが、自ら霊感商法の被害者だった故・相澤会長は、断腸の思いで桜田の芸能活動を休止させる決断をしたのだ。その後、桜田の復帰の話は出ては消えたが、7年前にベストアルバムを発売したときに、所属レコード会社と、桜田に近い音楽関係者の間で、復帰の具体的な話し合いが進められた。だが相澤会長は、「復帰するなら、統一教会からの脱会と世間への謝罪が条件だ」とストップをかけ、話は立ち消えになった。
そして今年、青山葬儀場で営まれた相澤会長のお通夜に桜田が弔問。約20年ぶりにマスコミの前に姿を現した桜田の劣化ぶりに驚かされたと同時に、関係者の間では、相澤会長という復帰への障害がなくなったことで、早晩に芸能活動再開があるのではないかとウワサされた。
ところが、ウワサだけではなく、10月23日に40周年記念アルバムを発売。そのアルバムの宣伝も兼ねて、11月にはファンための一夜限定イベントを開催することが発表された。記念アルバムについては、相澤会長が亡くなる前から予定されていたというが、一夜限定イベントは相澤会長の死後、急遽決まったようだ。
たとえ一日でも、復帰は復帰。今回の復帰には「相澤会長の死に報いるため」という大義名分が立つと思っているのかもしれないが、桜田はいまだに統一教会で活動を続けている。それだけに、脱会については無理だと思うが、せめて一夜限定イベントの前に相澤会長の遺志をくんで、霊感商法の被害者を含めた関係者に、釈明と謝罪の会見を開くというケジメをつけるべきではないだろうか。それでなければ、相澤会長は草葉の陰で、桜田の復帰を素直に喜べない。
(文=本多圭)
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