“2匹目の『半沢直樹』”狙うフジテレビが、原作者・池井戸潤氏に接触か
#ドラマ #TBS #半沢直樹
TBSドラマ『半沢直樹』の大ヒットで、フジテレビ関係者が原作者の池井戸潤氏に接触したとの話が聞かれる。
「池井戸さんにはまだ未映像化の作品がたくさんあるので、この旬な時にやれないかと探りを入れているようです。フジは視聴率争いで4位に急落して、なりふり構っていられないのでは」
こう語る放送作家によると、フジのプロデューサーが10月上旬、池井戸氏の作品を発行した出版関係者に接触。ある作品について映像化の相談をしたという。
ただ「池井戸作品だからといって視聴率が取れるほど、ドラマは甘くない」と放送作家。実際、『半沢直樹』と同時期に放映されていた池井戸ドラマ『七つの会議』(NHK)は、同じビジネスマンを扱った社会派作品ながら、視聴率は平均で2ケタに届かなかった。
「それよりも注目すべきはドラマ作りの手法で、『半沢直樹』は原作ありきで、後から出演者たちを決めていった昔のやり方がヒットしたんです。そういう意味では、フジがまず作品を決めてから取り掛かる流れを取り戻すなら、好ドラマができる可能性はあるでしょう」(同)
最近のドラマは、高視聴率が見込める人気俳優を重宝しすぎる傾向から、作品以前に主要キャストと脚本家を決め、その後に物語が決められていく流れが主流となっている。
「おかげで、内容がおろそかになる傾向が続いていた。俳優の所属プロの意向で物語の内容がねじ曲げられることもよくある。それが本来のスタイルに戻るのなら大歓迎。作り手は、とにかくいいドラマを仕上げたいんですから」(同)
ただ、フジ関係者によると「池井戸氏の作品に目をつけたとしても、ドラマのプロデューサーには常に多くの芸能プロから“○〇が今なら空いている”と、スケジュールを押さえるよう誘いの連絡が途絶えない」というから、いきなりそうした流れを断ち切るのは難しいと見る向きもある。
いずれにしても、柳の下にドジョウが2匹いるかどうか、切羽詰まっているフジだけに「池井戸作品をまとめ買いするんじゃないか」というウワサすら聞かれる。
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