「狙うはオネエハーフタレント枠」“オネエすぎる一流イケメンモデル” IVANって何者!?
#インタビュー #IVAN
IVAN はい、最初は言わなかったですね。男性モデルとしてお仕事いただいていたので、絶対オネエだなんて言えない雰囲気でした。
――男性として誌面を飾るのに、抵抗なかったんですか?
IVAN 自分が男だというのは中学校くらいの時に認めたことだし、“しょうがないな”“いつか体もちゃんと変えられればいいな”って思って生活していたので、そういった抵抗はなかったです。モデルで仕事ができるなら、これでやるしかない。男らしくしなくちゃ、って気が張っていましたね。
――そんな中、カミングアウトしようと思ったきっかけは?
IVAN ちょうど自分がモデルやってる時のファッションの流行が、グラムロックだったんですね。メイクしたり、髪の毛伸ばしたり。だんだん、自分のオネエの部分をポッケから出せるようになったんです。細いデニムにハイヒール履くとか。「よっしゃ、これこれ!」って。で、徐々にレディースのショーに出てみないかって話が来たり、そこから少しずつ扉が開けるようになりました。モデル業界では、みんな知ってたんじゃないかな。
――IVANさんはわずか3年のモデル活動の中で、パリコレまで行っちゃったわけですが、トップモデル業界はオネエって多いんですか?
IVAN う~ん、基本的には女好きな遊び人ばっかりですけど、バイセクシャルな人は多かったですね。私みたいに、あからさまにオネエオネエしている人はいなかったですけど、知ってるモデルの中にはちょこちょこいましたね。私が初めてお付き合いした男性も、モデルちゃんでした。
――へぇー! 彼もバイだったんですか?
IVAN 私もともと、付き合う男はみんなストレートな人なんです。ノンケ食いってやつです。ゲイの人とはぜんぜん付き合ったことがなくて、むしろモテない……。だいたい最初にモーションかけるとわかるんです。「この人、イケるかも」って。ダメそうだったらまったくアプローチしないし。イケそうな人にはガンガン行きますね。彼の場合も「これ、絶対食える」と思ってモーションかけたら、案の定、コロコロコロって……。そこで味占めましたね(笑)。
――狙った獲物は、だいたい落とせる?
IVAN はい、だいたい(笑)。気になった男性には、得意の腰フリダンスで迫ります♪
――07年にはPENICILLINのHAKUEIさんプロデュースで歌手デビュー。グラムロック歌手としてご活躍され、その後、突然失踪。ホームレス生活を送っていたというウワサは本当ですか?
IVAN はい。歌手活動は方向性が違ったり金銭トラブルがあって、ある日不満が爆発して、荷物まとめて、当時住んでいた事務所の寮から飛び出したんです。一度フェイドアウトしようと思って。今振り返ると、身勝手で申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが。行く当てもなく、とりあえず隅田川のホームレスが集まっているところに行って「すいません、ホームレスになったんですけど、派閥があるみたいなんで、教えてください!」って弟子入りしたんです。そこでワンカップ飲みながら、いろいろ教えてもらって。
その後、一旦、兄の紹介で建築現場で働かせてもらったんですが、こんなだから「はぁ~~」とか言ってコンクリートパレットも持てないし、足場も「きゃ~!」って言いながら歩いてるし、無駄にデカいからヘルメットもゴンゴンぶつかるし。“もうダメだ、私どこで生きていけばいいんだろう”って……。で、再びホームレスに戻ったんです。それで今度は、新宿西口公園に行って。ブルーシートまではいきませんでしたけど、炊き出しもらって、そのへんで寝起きしてました。そんな生活が1カ月くらい続きましたね。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事