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保険に入っておけばよかったのに……ボウケンジャー俳優の父遭難で注目された、高額救助費用への対策とは?

 登山ブームに伴って、山岳保険の数は増えている。例えば、アウトドアメーカーのモンベルでは、ハイキングやトレッキングなどの軽い登山から、本格的な登山まで各種の保険を販売している。また日本山岳会でも、入会すれば会員向けの山岳保険に加入できる。この保険は「おおむね6000メートルまでの山およびトレッキングの場合は、死亡・後遺障害および入・通院保険金は支払いの対象」と、カバーしている範囲は広い。

 ただ、こうした本格的な登山を前提とした登山保険の保険料は、値段も高い。ハイキングからスタートして、ちょっと高い山も目指してみようと考えている登山者は、加入に躊躇することもあるだろう。

 そうした場合に考えたいのが、日本山岳救助機構が行っている会員制度。これは、国内の山に限定して、捜索・救助費用を会員の分担でまかなうというシステムである。保障の上限額は330万円と定められていて、相当ひどい遭難をしなければ、カバーできる。おまけに、年会費も2,000円+事後負担金(前年にかかった費用に応じて600~900円程度)と、極めて安い。筆者もこの会員になっているのだが、毎年更新時期になると、案内と共に費用を負担した救助の事故状況と結果のリストが送られてくる。このリスト、淡々と事故状況と結果が書かれているのだが、中には当然「死亡」と記されているものも。いくら、遺族に負担をかけないとしても、わざわざ救助に来てもらって、助からないと救助してくれた人にも悪い……。

 山に行くなら、まず遭難対策は当然だね。

最終更新:2013/10/20 15:00
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