CSあっさり敗退──ポストシーズン“最弱”阪神のベンチ裏に渦巻く「闇」
#プロ野球 #阪神タイガース
こんな見出しが写真誌に躍ったのは7月下旬のこと。オールスターゲームに出場した藤浪が高校の先輩・西岡剛主催のクルーザーパーティに呼び出され、中田翔や既婚者の鳥谷敬らと共に過ごした、という内容だった。8月上旬、甲子園での試合前の練習に姿を見せなかったのは、ほかでもない西岡だった。
「チームの空気を変えてくれて、引っ張っていけるパワーがあるのも西岡でしたが、同時に素行の悪さはロッテ時代と何ら変わらなかった。試合後にも大阪・北新地にわざわざ普段と違う車で行ったり、遠征先では朝方ではなく、昼前に酔っ払って宿舎に戻ることもしばしば。それでも、勝ってたからよかったが、負けが込みだすと『西岡批判』がチーム内外から噴出したのは事実です」(スポーツ紙プロ野球デスク)
過去にロッテで2度のCS出場経験があり、うち1回は“下剋上”と称された「3位→日本一」の貴重な経験を持つ。それだけに、だ。
「CS直前こそ、背中でチームを引っ張っていってほしかった。なのに、試合2日前に行われたチームの決起集会後に、スポンサーになっている某中堅芸人らと夜な夜な飲み倒し、翌日は練習を欠席。球団はメディアに高熱が出たと説明したが、完全に“サボり”です。もっとも、その芸人も翌日、レギュラー出演する朝の生番組を大幅に遅刻。思わぬ形でウソが現場のマスコミにバレたんです」(同)
極めつきは、やはり指揮官・和田豊だろう。
「とにかく、チグハグな采配が多すぎて、特に若手選手からの信頼を集められなかった。また、金本知憲や前田智徳らを育てた水谷実雄チーフ打撃コーチをナインが事実上ナメていたのも、トップがしっかりせず正せなかったからと言われている。シーズンで2位になったことから、ひとまず来季も指揮は執りますが、オフの間に襟を正しておかないと、来季はもっとトンデモないことになりかねません」(同)
今季で引退を決めている桧山進次郎の感動的な最終打席ホームランでシーズンを“ハッピーエンド”で終えた雰囲気もある阪神ベンチに、果たして来季、改革は訪れるのだろうか?
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