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ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第9回

【秋のメガ盛りシリーズ】これがホンモノ! 大盛りチキンカツ定食

 日本中に大盛りメガ盛りグルメは数多いが、そのほとんどがメインの“おかず”の大盛りではなく、主食の米や麺などの炭水化物の山盛りの店ばかり。言い方は悪いが、「これって、ごまかしてねぇ?」と思うのは、ひねくれた記者だけだろう。

 ところが、奈良で見つけたこの店の珍級グルメは、その定説を覆すホンモノのメガ盛りメニューだった! 奈良県近鉄郡山駅からバスで4つ目くらいの停留場の目の前にある「とんまさ」に入ると、昼時を過ぎているのに客席は半分ほど埋まっている。

 注文したのは、若鶏かつ定食(大)1,523円。出てくるまで店内を観察していると、目についたのはこんな張り紙。

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「女性うけがとてもいいはずです!!」とか「きっとヘルシーです」なんて、シャレが利いている。

 さらに奥の座敷席の壁には、過去に取材を受けたテレビ局と番組名が書かれた張り紙も。

 ほかの客が食べてるメニューをチラ見すると、やっぱりおかずが多いが、基本的に大盛りの店ではなく、おいしい肉が売りの店らしい。正真正銘の名店のようだ。

 しかしその数分後、店員さんが手で押さえながら運んできてくれたチキンカツがコレだった!

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 どうよ! 炭水化物じゃなくて、ホンモノのチキンカツの大盛りでっせ。キャベツの千切り山の上に、多分、大きめのチキンカツ4枚くらいが、ジェンガのように山積みになっている。おいしそうな部分を見つけても、上から順に食べていかないと崩落は免れないだろう。

 レモン汁を垂らし、ひと切れを口に運ぶと、タマゴをまぶした衣はアツアツのサックサクで、鶏胸肉は若鶏だけに柔らかくてホックホク。素直においしいチキンカツだ。

 だけど、この量……。

 もちろん定食なので、ほかにご飯とみそ汁も付いている。とうてい完食はムリと思いつつも、一切れ一切れ口に運んでいった。

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 途中、レモン汁とソースとタレで味変しながら、およそチキンカツ3枚分とご飯半分を食べたところで満腹。残ったカツを呆然と眺めていたら、何も言わないのに大女将が持ち帰り用のパックを持ってきてくれた(笑)。お土産にしたカツも、夜、ちゃんと食べました。

 大変おいしゅうございました。

奈良県大和郡山市 とんまさ 若鶏かつ定食(大)1,523円
見た目 ☆☆☆
味   ☆☆☆
店   ☆☆★

★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから

最終更新:2019/11/28 19:34
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