『ものまね王座決定戦』マニアの人気クイズ作家 日髙大介さん
#土下座してでも会いたい!
■熱烈! クリカンさん(栗田貫一さん)に憧れる!
やきそば 「日髙さんが、ここまで『ものまね王座決定戦』にハマったきっかけは?」
日髙さん 「栗田貫一さんです。初めの頃は、親が『もしもシリーズ』などのネタで笑っているのを横目で見ていた程度だったんですけど、僕が小学5年の時に栗田さんの『ドレミの歌』のネタを見て、それはそれは衝撃を受けまして。ドから高い方のドまで、横1列に8本のマイクを立てて、マイクを移動しながら、『ド』なら郷ひろみさんのまねで『ド』を、『レ』は五木ひろしさんのまねで『レ』、同様に『ミ』は田原俊彦さん、『ファ』は森進一さん、『ソ』は沢田研二さん、『ラ』は近藤真彦さん、『シ』はシブがき隊のフッくん、高い方の『ド』は小林旭さんで、マイクごとに声を変えるというネタだったんです」
やきそば 「あ、かすかに覚えてます!」
日髙さん 「これがとにかくすごくて、結局、対戦相手のビジーフォーのエルビス・プレスリーに2点差で負けちゃうんですけど、テレビの前で『なんでアレで負けちゃうんだよー!』と憤ったのを覚えています(笑)。実は、今でも僕はマイクスタンドが8本欲しいんです。『SASUKE』(TBS系)の戦士が自宅の庭にセットを作るように、僕も実際にあの8本のマイクを家に並べて、実際に練習してみたい」
やきそば 「ギャフン! ギャフン! じゃあ、そこからクリカンさんを毎回応援するように?」
日髙さん 「そうです!『第4回 爆笑!スターものまね王座決定戦』からは、ビデオに録画して真剣に見るようになりました。ところが、その回で栗田さんはいきなり1回戦負け。その後、回をいくら重ねても、栗田さんはいつまでたっても優勝できないんです(涙)。『ものまね四天王』の一角を占めているのに、いつも2回戦までで姿を消してしまう。同点の場合はジャンケンで勝負をつけるルールなんですが、いつも、ここぞという時に同点でジャンケン、しかもいつも『グー』で負けちゃうんです。例えば、『第7回 爆笑!スターものまね王座決定戦』では、2回戦でトム・ジョーンズのまねをしたビジーフォーと、長渕剛のまねをした栗田貫一さんとの対決があったんですけど、史上初めて100対100の引き分けになったんです。そこで、じゃんけんをすることになったんですけど、やっぱり『グー』で負けてしまって……」
やきそば 「う、う~~~(涙)」
日髙さん 「でも、何度負けてもあきらめない姿に、子ども心に『クリカンさん、ガンバレ!!』と、とにかく熱中して応援を続けていました」
日髙さんがクリカンさんを応援し始めて、4年以上がたった頃。ついにその時が訪れる。
日髙さん 「『第23回 オールスターものまね王座決定戦スペシャル』(1991年)で、栗田さんは4年ぶりに決勝に進み、桑田佳祐さんのまねで『愛の讃歌』を歌って優勝したんです!!!」
※準優勝は松居直美(石川さゆりのまねで『天城越え』)、3位はしじみとさざえ(シュガーのまねで『ウェディング・ベル』)
やきそば 「おお!!」
日髙さん 「この優勝をきっかけに、きんさんぎんさんや財津一郎さんのまねで100点をとったり、クリスタルキングの圧倒的高音の歌唱力で2回目の優勝を果たしたりして、僕が言うのもおこがましいけど、どんどん軌道に乗っていかれた記憶があります。その頃を思い出すと、今でも本当にうれしくて、僕は日本一の栗田貫一さんファンだと自分では思っています」
やきそば 「と、いうことは、今後の夢は?」
日髙さん 「いつか、栗田貫一さん(ご本人)にお会いして……あの頃のお話をいっぱい聞いてみたいですね!」
うう~~。なんていい話なんだ。クリカンさんに、この想いが届きますように。
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