
俺様な天才たちが地味で目立たない男子を奪い合う『黒子のバスケ』の魅力
【オタクに”なるほど”面白い! オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
──アニメ見ても、少年マンガを読んでも、海外ドラマを見ても! 「もう世の中全部がBLにしか見えない」腐女子ライターによる、腐女子のための、コンテンツの“愛し方”。

2012年4月~9月にかけてアニメが放送され、いっきに大ブレイクした『黒子のバスケ』(MBS、原作/藤巻忠俊)。もともと「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていたが、このアニメ放送によって腐女子人気が高まった。放送終了と同時にエンドカードがtwitterのトレンド入りし、pixivのランキングも黒バスが上位を独占。コミケにおけるその驚異的な人気は「黒バスバブル」と呼ばれるほど。アニメ一期終了もその人気は衰えず、今年夏に開かれたコミケでは、1300以上ものサークルが黒バスで参加した。
バスケットボール部の強豪校として知られる帝光中学には、10年にひとりの逸材と呼ばれる天才が同学年に5人在籍し「キセキの世代」と呼ばれていた。そしてその5人から一目おかれていた主人公の黒子テツヤが、それぞれ違う高校に進学したキセキの世代を倒すため、同級生の火神大我とバスケに汗を流すストーリーだ(主要メンバーのキャラクター紹介はコチラを参照)。
【腐女子の萌えポイントは相棒】
私は原作を読んでいないのだけど、二期が始まるとのニュースを見て、遅ればせながら一期を見た。そして確信した……。これは腐女子がほっとかない!
腐女子が萌えるための重要なポイントとして「関係性」というものが上げられる。関係性が強いほど、その心の交流に対して邪推をして妄想が捗るというもの。好きの反対は無関心というけれど、関係性が強いということは「それだけ興味があるってことよね! もしかして恋!?」と超理論を展開してしまう。その点、黒バスにはチームという関係性があり、そして「相棒」という強固な絆が描かれている。そう、この相棒。俺とお前、ふたりの世界の関係性こそ腐女子のもっとも萌えるポイントで、絆が強くなるほど「別のところもかたくなってるんじゃ……?」と悶々としてしまう。
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