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『アイマス』の原点『さすらいの太陽』 藤圭子の生き様がアニメ界にもたらしたもの

オタクに”なるほど”面白い! オタクニュース・ポータル「おたぽる」より

――芸能人がアニメやマンガへの愛を語ることも珍しくなくなった現代。芸能人の声優起用やタレント声優のメディア進出など、アニメ業界の裾野はかくも広がっている。しかし、かねてよりアニメと芸能界は陰に陽に深く結びついていた。そんな“アニメと芸能界”のつながりを、アニメにも造詣の深い芸能評論家・三杉武が紐解いていく――。

1310_misugi_sasurai.jpg『さすらいの太陽 DVD-BOX』( コロムビアミュージックエンタテインメント)

 今年8月22日、歌手の藤圭子さんがマンションから飛び降り自殺し、62歳の若さで亡くなった。

 藤さんといえば、昭和を代表する人気歌手として「女のブルース」や「圭子の夢は夜ひらく」など数々のヒット曲を世に放ち、若い世代には宇多田ヒカルの母親としても知られているが、個人的には1971年に放送されたアニメ『さすらいの太陽』の主人公・峰のぞみのモデルとしても印象深い。

 元々『さすらいの太陽』は、『ウルトラマン』や『宇宙戦艦ヤマト』の脚本でも知られる藤川圭介氏が原作、すずき真弓氏が作画を担当し、70~71年に「少女コミック」(小学館)で連載された少女マンガ。71年から放送されたアニメ版は、“日本で初めて芸能界を描いたアニメ”としても知られている。いわば『魔法の天使クリィミーマミ』(83年~84年)や『アイドル伝説えり子』(89年~90年)、近年では『THE IDOLM@STER』(2011年)といった“アイドルアニメ”の礎となった作品と言ってもいいだろう。

 ちなみに、『機動戦士ガンダム』シリーズでおなじみの富野由悠季【(※当時は斧谷喜幸名義)氏が演出、安彦良和氏がコスチュームデザインなどに携わっているのも興味深い。

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最終更新:2013/10/11 14:00
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