「タレント」という呼び名が私を変えた~デヴィ夫人がどんなオファーも断らない理由~
#インタビュー #デヴィ夫人
歯に衣着せぬ物言いで、芸能界になくてはならない存在となったデヴィ夫人。元インドネシア大統領夫人という経歴を持ち、多くのセレブリティと交流を持つ彼女が、いつからだろうか、ジャージで泥だらけになりながら自転車に乗ったり、瓦割りをしたり、時にははるか上空からスカイダイビングしたり……リアクション芸人たちのお株を奪うような活躍を見せるようになったのは。夫人が体を張るその理由と、そこに至るまでの葛藤を、視聴者おなじみの豪華すぎるリビングで伺った。
――単刀直入にお伺いいたしますが、「デヴィ夫人は、どんなオファーも断らない」という都市伝説は本当ですか?
デヴィ フフフ。入ってきたお仕事は全部こなしたい、という気持ちはありますね。私はさまざまなことに対して挑戦する気持ちを、いつまでも持っていたいと思っているんです。挑戦する気持ちを失った時が、自分が年を取ったということになるんじゃないでしょうか。若さを保つには、何事にも好奇心を持って、興味を持って、探究心を持って挑むことが大事。
――だから信じられないくらい若々しいのですね。
デヴィ みなさん私のことを非常にインドアな女性だと思っているでしょ? いつもきらびやかなドレスを着て、宝石を身にまとってっていう。全然違うの。人を驚かせるイタズラが大好き。少女時代はガキ大将でしたから。アウトドア・タイプです。
――あの美貌でガキ大将!?
デヴィ そう。スポーツも大好きで、今でも年に一度はスキーに行きます。水上スキーもスキューバも。海水に30m潜水できるライセンスも持っているのよ。ヨーロッパに行けば馬術。ゴルフはクラブがまだ木だった頃から。しないのは……そうね、野球とボクシングくらい(笑)。アナタ、『世界の果てまでイッテQ!』のイルカとのショーの回はご覧になりました?
――はい。あれは本当にすごかった……。
デヴィ ホホホ。本当に大変でしたのよ。ほら、この傷(※向こう脛に数カ所擦り傷アリ)は、あの時のね。海で泳いでいるわけではないので、自分が作った波が壁にぶつかって戻ってくるんです。そこをバランス取らなければならないので、すごく疲れる。プールの高い壁に何度も足を打ちつけられましたし。やっている時は夢中なので痛みも感じないんですけど、終わったら青アザだらけ。
――イルカの上に乗ってプールを一周する技は、特に難しそうでした。
デヴィ あぁ“サーフィン”ね。あれは絶望的にできなかったんですけれども、最後にやっとコツがわかって。基本的に全部、練習の時のほうが上手にできたわね。本番は時間に追われちゃって。出川(哲朗)さんも練習のほうがよかったんじゃないかしら。
――あれらはすべて4日間で会得されたんですよね?
デヴィ そうですね、3日と半日くらいでしたね。本来水族館の人たちが、1年~1年半かけて覚えるところを、私たちは3日半で覚えなければならなかったの。
――そもそもイルカショーに出ることが、すごいことだと思うのですが。特にデヴィ夫人の年齢で。
デヴィ 騙されたんです。「海でイルカと泳ぎたい」って言ったら、ああいうことになっただけで。
――(笑)。出川さんとの相性はいかがですか?
デヴィ そうですね。彼はすごくお行儀のいい、真面目な人なんですね。私がそう言うと「営業妨害です」って嫌がられますけど(笑)。でも、日本で一番抱かれたくない男とか、一番モテない男とか、そのキャラを全うしてるのは立派だと思いますね。実際は、いいとこの坊やですのよ。横浜の海苔屋さんの息子さんで。
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