人気ラノベ作家が同業者を誹謗中傷! 2ちゃんねる個人情報流出事件で明らかとなったラノベ界の闇
2013/10/03 14:00
【オタクに”なるほど”面白い! オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
『神様のメモ帳』(杉井光/電撃文庫)
8月末に2ちゃんねるからの個人情報流出事件が発生し、大きな話題となった。この事件を報じるニュースの中でも大きく扱われたのが、アニメ化された『神様のメモ帳』などで知られるライトノベル作家・杉井光氏による同業作家への中傷騒動である。この事件はライトノベル業界やそのファンたちを中心に大きな反響を呼んだものの、関係する人物が多岐に渡り、また時系列も煩雑に入り組んでいるため全容が把握しづらいものとなっている。そこで同騒動について、“何が発端でどういった経緯で問題視されたのか?”という視点から、改めてこの事件を整理してみたい。
今回の騒動で被害を受けたのは、ライトノベル・一般小説の分野で活躍する小説家・橋本紡氏。代表作『半分の月がのぼる空』がテレビアニメ化、実写ドラマ化・映画化もされている人気作家だ。一方で、加害者とされているのは、仕事場を同じくする杉井氏、支倉凍砂氏(代表作『狼と香辛料』)ら数名の作家とその交友仲間を含めた若手ライトノベル作家グループ『池袋組』である。
騒動の発端は2010年9月1日、酒席での杉井氏との会話を、橋本氏がツイッター上で杉井氏の名前を公表せずに、”30~35代の世代論”として投稿。その内容は、若手作家の創作姿勢に苦言を呈するものだった。9月末には、杉井氏が会話の相手は自分であるとツイッターで言及するのだが、その後、突如2ちゃんねるのライトノベル板で橋本氏を中傷する書き込みが増加。これを皮切りに同年秋以降、同板では絶え間なく橋本氏への中傷書き込みが続くこととなる。
最終更新:2013/10/15 09:17
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