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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 志村けん付き人で芸能界デビュー

志村けんの「運転手募集」で見直される、芸能界入りのチャンス“付き人ルート”

5607e04e.jpg求人・転職情報サイト「はたらいく」より

 タレントの志村けんが運転手兼付き人を募集しており、話題を呼んでいる。求人・転職情報サイト「はたらいく」に掲載されている募集要項によると、仕事の内容は「志村けんの自宅へのお迎え」「テレビ局やスタジオ、ロケ地など、目的地から目的地への送り届け」「番組収録中はスタジオ内で付き人業務」「地方ロケの場合は駅や空港までの送り届け」「志村けんの仕事がすべて終わったら自宅までお送り」といったもの。待遇は月給20万円以上、休日休暇は月に7日、勤務時間は実働7時間(志村のスケジュールによる)という。


「募集の理由は、前任者の退職に伴うものということですが、志村は2009年にも同様の募集を行ったことがあります。このときは給与が13万円という激安ぶりが話題になったものです。今回は月給20万円ですから、たった4年間でずいぶんと“待遇改善”がなされたことになります(笑)。そういえば昨年、さまぁ~ずの三村マサカズや、元プロ野球選手の清原和博も、運転手兼付き人を募集していましたね」(芸能ライター)

 三村のほうは、所属のホリプロではなく三村個人が雇用する形態で、詳しい雇用条件などは明らかにされなかった。一方、清原のほうは運転手兼マネジャーだったが、業務内容がスケジュール管理やベンツでの送迎、月給は固定制で30万円以上といった具合。

「固定給30万円以上というのはそれなりに高待遇だといえますが、コワモテの清原に一日中ついて回るというのはストレスでしょうし、清原は過去に仕事のドタキャン騒ぎもあり、マネジャーはその後始末もしなければならない。相当の激務でしょうね。また、三村は自身の運転手を務めるための心得として『グイグイいかない』『大竹ばかりを褒めない』『代わりに道を覚えてあげる』『言い間違いを指摘せず、文脈から判断してあげる』などと、出演番組内で言及したことがあります。いずれにしても面倒くさい(笑)」(同)

 激務なのに低待遇という付き人を務めるのは、もちろん芸能人としてデビューするチャンスをつかむため。志村自身もいかりや長介の付き人を経て、ザ・ドリフターズのメンバーとしてデビューを果たした。今回の募集についても、「本気で芸人目指している方は、下積みの後もしっかり応援をしていきますよ」と、サポートを約束している。

「芸能界では今でも徒弟制度が残っているようなところがあって、付き人というのはデビューのためのひとつのルートになっています。たとえば、バナナマンの設楽統は渡辺正行の付き人でしたし、くりぃむしちゅーもコント山口君と竹田君の付き人でした。今をときめく有吉弘行も、オール巨人の元への弟子入りが芸能界デビューのキッカケでしたからね。もっとも、すぐにクビになったそうですが」(同)

 純粋な仕事と考えれば「ブラック」ともいえそうな芸能人の付き人だが、その先には芸能界デビューが待っているとなれば、芸人志望者にとっては「ビッグチャンス」なのか。いずれにせよ、覚悟が必要な仕事ではありそうだ。

最終更新:2013/10/03 08:00
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