『半沢直樹』の独走、『あまちゃん』のスキャンダル、フジの“大コケ”……「夏ドラマ」総まとめ
2013/09/24 16:30
#ドラマ #あまちゃん #半沢直樹
■“大コケ”ドラマの量産で問われる、フジテレビの企画力
今クール一番の“大コケ”と話題になったのが、広末涼子主演『スターマン・この星の恋』(フジテレビ系)。広末は、17年ぶりの連ドラ主演に意気込んでいたそうだが、演出を映画『20世紀少年』などの堤幸彦が手掛け、脚本を人気作家の岡田惠和が担当するも、平均視聴率は1ケタ続き。最終回は、6.9%まで落ち込んでしまった。
しかし、見続けた視聴者の満足度は高く、敗因は、多くの人が「見る気にならなかった」「宣伝を見ても、面白そうに思えなかった」と興味が湧かなかったことにありそうだ。
フジはほかにも、山下智久主演の“月9”『SUMMER NUDE』や、江角マキコ主演『ショムニ2013』、織田裕二主演『Oh,My Dad!!』(平均9.3%)と、派手に宣伝をした作品がどれも振るわなかった。これに、業界内外から、フジの企画力を疑問視する声が上がっているという。
『半沢直樹』という突然のビッグウェーブの訪れに、活気であふれていた7月クール。10月からは、前作の最終回が平均視聴率24.4%を記録した米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)や、『相棒 season12』(同)といった人気シリーズもスタート。SMAP・木村拓哉主演で話題の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)や、連続ドラマ小説『ごちそうさん』(NHK)は、これに追いつけるだろうか?
(文=林タモツ)
最終更新:2013/09/26 20:07
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
04:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由