「半沢直樹は典型的な慶應男子」早稲田出身・堺雅人は半沢を内心小バカにしていた !?
#堺雅人 #半沢直樹
そう、堺は、慶應の積年のライバルである早稲田大学出身。その堺から見ると、こうした表面的なネタだけでなく、内面的にも半沢直樹は典型的な慶應らしい男なのだという。
「自分が早稲田を代表するつもりはないんですが。自分の自意識を考えると、目立ちたいんだけど、わかりやすく目立ちたくなかったり、ちやほやされたいけど、そんなに表立ってちやほやしてほしくもないし、ちやほやされると逃げ出したくなる。まあ、少しというかかなり屈折した、わかりにくい自己顕示欲があるんです。そういった部分は自分でもちょっと持て余し気味(笑)。でも半沢には、それがない。“衒い”がないんです。僕の勝手なイメージだけど、早稲田には在野精神というか野党根性というか、ちょっとひねくれたところがある気がします。慶應は照れない。そう考えると、自分が慶應の人間を演じているというのは面白いですね」
つまり、いろいろ考えてこんがらがってる早稲田男子に対し、慶應男子は何も考えてない、自意識が薄いと言っているのだ。
もっとも、そんな慶應男子になりきるために、堺は収録前、福澤諭吉の著書『学問のすすめ』を読んだという。そして、母校のライバルについてこうも語っている。
「そこに書かれていたのが、人に言われた勉強をするんじゃなくて、自分が何を勉強するべきかを考えろということ。勉強の科目を教わるのではなく、何を勉強するかを自分で決めるというのは、慶應に脈々と受け継がれるゼネラリストの伝統。それがすごく面白いと思いました」
そんな堺だが、10月からは『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)のシーズン2がスタートする。このドラマでは、堺演じる三流私大出身の弁護士・古美門研介が、新垣結衣演じる助手の弁護士・黛をいじるのが定番となっているが、その黛は“典型的な早稲女”という設定。今度は早稲田男子の堺が“早稲女”に対してどんな複雑な思いを抱いているのか、そのあたりをチェックしつつドラマをみるのも一興かもしれない。
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