K-POPブーム凋落と入れ替わり!? “化石的存在”チョー・ヨンピルが今さら来日公演のワケ
#K-POP
1980年代に日本でも大ヒットした「釜山港へ帰れ」などの曲で知られる、韓国人歌手のチョー・ヨンピルが15年ぶりに日本でコンサートを行う。今年、韓国で10年ぶりに発表されたニューアルバム『Hello』の日本発売記念と、韓国ツアーの一環として11月7日に、東京国際ファーラムホールで公演を開催するというのだ。チョーといえば、日本人にとっては“過去の人”のイメージ。まさかK-POPブームに便乗して、日本での再ブレークをもくろんでいるというわけでもないのだろうが……。
「日本では『釜山港へ帰れ』の大ヒットで演歌歌手のイメージが強いチョーですが、韓国ではロックなどさまざまなジャンルを歌いこなす国民的歌手として知られています。ニューアルバムも軽快なナンバーが多く収められており、日本人にとっては彼の知られざる側面を垣間見ることができます」(音楽ライター)
98年に日本国内11都市をまわるコンサートツアーを最後に日本での活動が途絶えていたチョーだったが、決して人気凋落によるフェードアウトではなく、母国ではそれなりに健在だったようだ。
「昨今は、コンサート中心の活動を行っていました。韓国では興業ビジネスが成立しにくいのですが、彼は有料コンサートを開催できる数少ない歌手の1人です。若手のK-POPスターたちにも尊敬されていて、ライブで彼らと共演する機会も多いそうです。その意味では、K-POPブームに便乗して……というのも、あながち外れてはいないかもしれませんね(苦笑)」(同)
ようやくK-POPブームが下火になったと思ったら、今度は“化石的存在”の韓国歌謡の大御所が日本へ再上陸を果たすという。ブームが終わっても手を替え品を替え、次々と日本へやって来る韓国芸能人たち。それほど日本の音楽マーケットは魅力的ということなのだろうか。
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