闇の色は少女をキレイにする──『ボクが修学旅行に行けなかった理由』
2013/09/11 15:00
#梶野竜太郎 #アイドル映画評
まず、シチュエーションが面白い。ターゲットとなるのは、私立校の芸能コースに通う女の子4人! しかも、地下アイドル的存在!
なんと平成2ケタ以降のお話ですね。同じ環境の女の子を応援するアキバ系のファンはみんな気持ちわかるし、芸能コースの女の子たちも「わかるわかる~」って共鳴するよ!
その平成アイドルガールズを演じるのは、荻野可鈴を筆頭に、グラビアもちゃんとやってくれるアイドルたち。そして!! いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの“ドロリッチ巨乳ロリ”星名美津紀! 正直に言おう。客寄せパンダだと思ってた! マジ!!
胸が大きい等身大の女の子だったからか、ものすごく“素”、気持ちいいくらい“素”。当然、アイドルムービーではないので、水着シーンも一回もない……というか、あってはいかん! この作品にはね!!
ここまで絶賛するのは、上記のこと以外に、「アイドル評」的な分析をするならば、「闇は女をキレイにする。それが女子高生だとしても!」ということなのだ。
これだけかわいいアイドルが揃ってるのに、たぶん87%以上は闇の中だと思う。ジョン・カーペンターの『ザ・フォッグ』のように!
例えば、グラビアアイドルDVDに闇のシーンってあります? ないですよね。なんでか? 簡単、太陽やキレイな光の中のほうが、かわいくキレイに撮れるから。あまりにも当たり前。なのにこの映画、ライブハウスで始まって、夜の学校で、ライブハウスで〆る。ね、闇っしょ!
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