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「2ちゃんねる」個人情報流出で加速する“ネット書き込み逆探知ビジネス”の世界

 ネット上では、住所で検索すると、その住所付近の有料会員の自宅や投稿内容が表示される『あなたの街の2ちゃんねらー』なるサイトが作成中といわれ、今後はこの情報をめぐってのトラブルが拡大すると見られている。

 発信者特定を始めた都内のネット探偵業者に取材したところ「基本料は状況に応じて4~10万円で請け負っています」としたが、その後の和解交渉については「通常の裁判ではネット投稿の被害ではあまり大きな損害賠償を取れず、裁判で戦っても弁護士費用を差し引けば赤字ということもありますので」と、やはり交渉の仲介を請け負うことをほのめかした。

 流出した情報からは現在、官僚、大手マスコミ社員、大企業の幹部、政治家など、金のありそうな職業の面々が次々と特定されており、それを金のなる木と見る業者は増えているようだ。

 前出コンサルタント業者は「ネットの投稿者情報が金になるという認識が広まっていて、例えば幼女趣味の愛好サイトに書き込んでいた政治家の情報を握ったりする業者も出てきているので、今後は思わぬトラブルが別のところで浮上するかもしれない」と話している。

 匿名の投稿だからと、好き勝手に書くのは控えたほうがよさそうだ。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2013/09/09 10:00
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